舞台『蔦屋重三郎最後の賭け〜からくり写楽』の魅力
江戸時代の浮世絵師、蔦屋重三郎を題材にした舞台『蔦屋重三郎最後の賭け〜からくり写楽』が、東京日本橋三越劇場で上演されます。今回は、晩年の重三郎の姿に焦点を当て、多彩なキャストとともに新たな物語が紡がれます。
公演の詳細
この舞台は、2026年2月6日から8日の間に全5回の公演が予定されており、有賀沙織(KASSAY)が脚本とプロデューサーを務め、中島裕一郎(劇団民藝)が演出を担当します。主演は劇団俳優座で活動する加藤頼が務め、実力派俳優たちが脇を固め、観客を魅了します。
あらすじ
蔦屋重三郎は、江戸の街で人々を虜にした浮世絵の名手。しかし、彼の手がけた作品の中には、発禁覚悟で世に出た写楽の絵が含まれていました。物語はその真相を追い求める重三郎の姿から始まります。彼は朋誠堂喜三二、徳島藩の菊地定兼とともに、複雑な計画を練り、権力に抗う姿を描く内容となっています。
周囲の人々との交流が重なり合い、勝川春朗や葛飾北斎らの名が登場することで、一層の厚みを増すストーリーは、観客を古き良き江戸時代へと誘います。蔦屋の生涯とその絵師としての葛藤がどのように描かれるのか、期待が高まります。
企画・制作への情熱
本舞台はKASSAYが主催するイベントの一環として実現しました。KASSAYは2007年に石川県小松市で朗読劇を上演したことから始まり、各地で地域発の作品を作り続けています。近年でも、三井財閥の栄華や、老女の物語といった多彩な作品を手がけ、観客を惹きつける魅力的な舞台を創造してきました。
本公演では、世代やジャンルを超えて技と芸を繋ぐことを目指し、観客に非日常的な体験を提供します。特に、今の時代とつながる過去の物語を現代に生かす新しい試みが魅力です。
各種情報
- - 公演日時: 2026年2月6日(15時〜)、7日(13時〜、17時〜)、8日(11時半〜、15時半〜)
- - 会場: 東京日本橋三越劇場
公式サイトでは、チケット情報やキャストの詳細が発表されていますので、ぜひチェックしてみてください。新しい歴史の一ページとなるこの舞台をお見逃しなく!
公演に関するお問い合わせについては、KASSAYの代表、有賀沙織までお気軽にどうぞ。
この舞台が多くの人々に愛され、江戸の魅力を再発見するチャンスとなることを願っています。