安全性を重視した医療用ウィッグ「スポーツウィッグ®︎」
株式会社ハリイが開発した医療用ウィッグ「スポーツウィッグ®︎」は、最近、医療用ウィッグの品質基準である「JIS S 9623」に適合したことが発表されました。これは、脱毛症や抗がん剤治療の副作用でウィッグが必要な方々にとって、大変喜ばしいニュースです。この適合の背景には、第三者試験機関による厳格な試験が実施され、すべての基準をクリアしたことがあります。
JIS S 9623とは?
「JIS S 9623」は、日本産業規格に基づき、医療用ウィッグの品質や安全性、表示に関する基準が定められています。この規格は、ウィッグの外観や性能、皮膚への配慮などを評価するもので、消費者が安心して製品を選ぶための重要な指標です。特に、皮膚に影響を与える遊離ホルムアルデヒドや、洗濯による色落ちの検査も含まれています。
スポーツウィッグ®︎の特徴
「スポーツウィッグ®︎」は、両面テープやボンドを使用せず、頭部にしっかりとフィットする独自技術を採用しています。これにより、日常生活やスポーツをされる方々も安心して使用することができます。また、48時間閉塞パッチテストなど、各種安全性試験で「適合・安全」の結果を得ており、その信頼性はお墨付きです。
実施した試験とその結果
試験は、皮膚刺激性や外観・毛髪、堅牢度の評価を行い、すべてが適合として確認されました。特に、インナーキャップには銀メッキ糸や綿ナイロン糸が使用されており、肌への優しさが考慮されています。また、洗濯堅ろう度試験や酸性・アルカリ性汗による堅ろう度試験もクリアしています。
安全性がもたらす未来
病気によってウィッグが必要とされる方々にとって、医療用ウィッグは社会生活を営む上で欠かせないアイテムです。今回の「スポーツウィッグ®︎」の試験合格は、その信頼性を証明するものであり、利用者の安心につながります。株式会社ハリイの代表、池野順子氏は、「病気に向き合い、何かを諦めることなく未来を切り開いていきたい」との思いを込めています。
今後の展望
医療用ウィッグ市場においては、オンラインでの購入が可能になっているものの、安全性の基準が曖昧な商品も流通しています。JIS規格の制定以降、利用者が安心して医療用ウィッグを使用できる環境が整いつつあります。今後も「スポーツウィッグ®︎」のように、信頼性の高い製品が増えていくことを期待したいと思います。
ハリイの医療用ウィッグ「スポーツウィッグ®︎」をぜひ手に取って、その安心感を体感してみてはいかがでしょうか。