母乳とアレルギーの関係
2026-06-30 12:36:14

母乳成分ポリアミンの機能が食物アレルギーに与える影響とは

母乳成分ポリアミンの機能が食物アレルギーに与える影響とは



2026年6月20日と21日の2日間、東京都浅草橋で開催された第25回新生児栄養フォーラムにおいて、雪印ビーンスターク株式会社が新たな研究結果を報告しました。このフォーラムは、新生児医療の専門家が集まり、最新の栄養学や臨床研究成果を共有する場です。

ポリアミンとは?



ポリアミンとは細胞内に広く存在する成分で、プトレシン、スペルミジン、スペルミンなどがその代表的な種類です。これらは細胞の分化や増殖、さらには免疫の調整にも関与していることが知られています。特に母乳にはポリアミンが含まれており、乳児の消化管が発達する過程で重要な役割を果たすと考えられています。

食物アレルギーとの関係



新生児栄養フォーラムでの報告によれば、ポリアミンは腸管のバリア機能を向上させ、外部からの異物の侵入を抑える可能性があります。また、ポリアミンは免疫機能にも影響を与え、過剰な炎症反応を抑える役割を果たすことが示唆されています。これは、母乳が乳児の免疫バランスを保つ手助けをする可能性を示しています。

特に雪印メグミルクと共同で行った第3回全国母乳調査では、母乳中のポリアミン濃度が高いことが、児の食物アレルギー発症リスク低下と関連があることが示されています。この調査は、日本全国から1,210組の母子を対象に実施されたもので、その結果は母乳の重要性を裏付けるものでした。

実施した調査内容



調査では、母乳に含まれるポリアミン濃度と、乳児の食物アレルギーの発症率との関連を調査しました。具体的には、母親から母乳を収集し、同時に母親の食事内容や生活習慣、乳児の成長や健康状態についてのアンケートを実施しました。調査結果をもとに、母乳成分の特性とその影響についての理解を深めていくことが目指されています。

これからの方針



雪印ビーンスタークは、誰もが安心して育児できる社会を実現するため、母乳成分と親の生活習慣、子供の成長との関連に関する研究を続けていく方針です。この知見を学会で発表し、乳児栄養の分野に貢献することを目指しています。また、育児用ミルクなどの製品開発にも活用し、より良い栄養環境を提供していくことを約束しています。

終わりに



母乳成分ポリアミンの生理機能に関する今回の報告は、乳児の栄養面での新たな可能性を示しており、食物アレルギーのリスク低減に寄与するかもしれません。母乳育児の重要性を再認識し、安心して育児に向き合うための研究が進むことを期待したいと思います。今後の結果にも注目です。


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