大学生が伝える桐箪笥の魅力とSDGsの取り組み
10月19日に行われた「大学生と考えるSDGs アクション支援プロジェクト」最終選考では、大学生チーム「Pioneer of Paulownia」が、日本の伝統工芸品『桐箪笥』を世界に発信する提案が評価されました。昨日のイベントは、地域課題の解決と文化継承を同時に実現する斬新なアイデアを持つ彼らのプレゼンテーションが、ゲスト審査員の井上咲楽さんの注目を集めました。
プロジェクトの概要
JCOM株式会社が実施するこのプロジェクトは、次世代のチャレンジ支援の一環として、全国の大学生から地域の課題解決に向けたアイデアを募集し、選出されたチームには実行サポートが提供されます。今回は、地域課題解決や事業創造をテーマにしたポスターセッション形式の審査が行われました。
桐箪笥プロジェクトの内容
「Pioneer of Paulownia」は、地域の伝統工芸企業が抱える「英語対応の遅れ」に着目。その結果、海外市場での機会を逃す現状を改善するため、英語版のウェブサイトや工房見学ツアーの設計、国際取引に対応する体制の構築を目指しました。この取り組みにより、海外顧客との取引が可能となり、地域経済の活性化が期待されています。
チームの声
チームメンバーは「まさか選ばれるとは思っていませんでしたが、本当に嬉しく感じています。ポスターセッションで得た新たな視点をもとに、これからもJ:COMと共に実現に向けて動いていきたいです」とコメント。彼らの意気込みが伺えます。
審査員の反応
イベントでは、複数の専門家による質疑応答や評価が行われ、参加者からも投票が行われました。審査員の一人である田中教授は「学生の皆さんが地域に対して持つ視点は驚きで、その真剣なプレゼンに感銘を受けました。これからの地域課題解決に期待を寄せています」と話しました。
井上咲楽さんも「学生のプレゼンには準備とリサーチの努力が感じられ、他の質問にも的確に応じていて頼もしく思った」とコメント。彼女自身も地域出身であり、学生が地域の課題解決に向けて行動することを応援している姿勢が伺えます。
地域課題アイデアソン
ポスターセッション後、参加学生とJ:COM社員による「地域課題アイデアソン」が開催され、創造的なアイデアが飛び交う活発な場となりました。ここでの学びや交流は、参加者にとって貴重な経験となったことは間違いありません。
今後の展開
今年の選出結果を受けて、J:COMは選ばれたチームに対し、支援を行いながら、本プロジェクトが2024年には更なる発展を目指して続いていくことが期待されています。また、ベストアクションの進行状況も2026年にJ:COMチャンネルで放送予定です。
まとめ
文化と地域のつながりを重視する「Pioneer of Paulownia」の取り組みは、SDGsの実現に向けての重要なステップです。このプロジェクトを通じて、未来を担う若い世代の力が地域への愛といずれ国際化を実現する鍵となるでしょう。私たちも彼らの活動から目が離せません!