コクヨが120周年を迎え新時代へ。リブランディングの全貌と新プロジェクト発表

コクヨが迎えた120周年 – リブランディングへの挑戦

コクヨ株式会社は、1905年に設立され、今年で120周年を迎えました。この特別な年を機に、同社は大規模なリブランディングを行うことを発表しました。個性的で革新的な企業文化を築いてきたコクヨは、今後も変化し続ける社会において、人々の生活を豊かにすることを目指しています。

コーポレートメッセージ「好奇心を人生に」

リブランディングの核となるのが、初となるコーポレートメッセージ「好奇心を人生に」です。これは、好奇心が新たな学びや発見を促し、人生に喜びをもたらすというコクヨの理念を表現しています。創業からの歴史を受け継ぎつつ、未来へ向けた意欲を感じさせるこのメッセージは、コクヨが目指す「WORK & LIFE STYLE Company」としての自覚を込めています。

ロゴとコーポレートアイデンティティの刷新

リブランディングに伴い、新しいロゴとコーポレートアイデンティティも発表されました。新ロゴは、「好奇心」を象徴するかのように、K、K、Yの三文字が斜めに並び、その姿勢は未来に向けて無限に広がります。このデザインはコクヨの歴史と未来をつなげ、事業の多様性と可能性を映し出しています。

新プロジェクト「CURIOCITY構想」

さらにコクヨは、新たなプロジェクト「CURIOCITY構想」を発表しました。このプロジェクトは、好奇心を持つ人々が集まり、互いに学び合い、協力し合う場を提供することを目指しています。すでに「Campus」ブランドやオフィス設計などを通して多様な取り組みが始まっており、近未来には国際的にも展開していく予定です。

短編映画「The Curiosity Films」の制作

リブランディングを記念し、短編映画「The Curiosity Films」も制作されます。この映画は、日本、中国、アメリカの各国で撮影され、国際的な監督たちがそれぞれの視点で「好奇心」を表現します。岩井俊二監督、デレク・ツァン監督、シュチ・タラティ監督の三作品が、2025年10月2日からコクヨの公式YouTubeで公開されます。

各映画の紹介

映画『世界地図』

岩井俊二監督が手がけるこの作品は、クラスメートの家に泊まる中で芽生える好奇心を描いた物語で、思春期の微妙な心の動きが描かれています。

映画『As Written』

デレク・ツァン監督の作品は、著名作家が自身のキャラクターたちと向き合うことで、自分自身の創作について再評価する様子を描いています。

映画『Hidden Sun』

シュチ・タラティ監督によるこの作品は、日本を舞台に夫婦が互いの感情と向き合い、「好奇心」を再発見する様子を探求しています。

コーポレートサイトのフルリニューアル

リブランディングの一環として、コクヨのコーポレートサイトも一新され、これまでの事業をよりわかりやすく、包括的に紹介する内容に生まれ変わっています。また、「コクヨマガジン」というオウンドメディアも開設され、仕事や学びのノウハウを発信していく計画です。

これらの取り組みは、コクヨが新しい時代を迎えるための大事なステップであり、好奇心を奨励する企業文化の確立を目指しています。私たちもコクヨと共に、この新しい旅路を期待したいところです。