顎下脂肪吸引の新技術！止血剤の効果が世界初発表

妙技！顎下脂肪吸引における止血剤の効果

近年、美容整形手術の一環として顎下脂肪吸引の需要が高まっています。しかし、それに伴い出血による合併症や死亡事故も増加していることが懸念されています。そこで日本全国に105院を展開するTCB東京中央美容外科の奥村公貴医師らは、顎下脂肪吸引における新しいアプローチとして、止血剤の有効性を研究しました。この度、彼らの研究成果が国際医療ジャーナル「Aesthetic Plastic Surgery」に掲載され、注目を浴びています。

研究の背景

顎下脂肪吸引は、比較的簡単な手術手順として知られていますが、術中や術後に出血によって重大なリスクが生じることがあります。近年、こうしたリスクを軽減し、手術の安全性を高めるための新しい技法の必要性が叫ばれています。奥村医師らは、この流れを受けて、ベリプラスト®Pという生理的組織シーラントを併用した脂肪吸引の有効性を検討しました。

研究方法

本研究は2024年2月から8月までの間に実施され、合計で29名の患者が対象となりました。対象者は2つのグループに分けられ、1つはベリプラスト®Pを使用した群、もう1つは使用しないコントロール群です。手術後の腫脹（はれ）を確認するために、画像解析ソフトVECTRA®️を用いて術直後と1週間後の組織ボリュームの変化を測定しました。

研究結果

研究の結果、フィブリンシーラントを使用したグループはコントロールグループに比べて術後の腫脹が有意に少ないことが確認されました（p<0.001）。これにより、フィブリンシーラントが顎下脂肪吸引の際に安全性を高める可能性が示唆されました。

結論

この研究の結果は、止血剤が術後の腫脹を効果的に抑制し、結果として合併症のリスクを減少させる可能性があることを示しています。そのため、患者の満足度を向上させるためにも、今後の美容整形手術においてフィブリンシーラントが広く利用されることが期待されます。

美容医療の未来

TCB東京中央美容外科は、今後も安全で高品質な美容医療を提供するために、さらなる研究と技術革新を進めていく方針です。今回の研究発表は、顎下脂肪吸引の分野に新たな一歩を踏み出すものであり、美容医療の全体的な安全性向上にも大きく貢献すると考えられます。

最後に、TCBの公式サイトやSNSもぜひチェックしてください。新しい技術や研究成果が随時更新されています。