京焼・清水焼の魅力
2025-12-04 11:49:20

京焼・清水焼が台湾デビュー!文化と技術が融合した体験型展示会の魅力

京焼・清水焼が台湾で新たな一歩を踏み出す



京都の伝統工芸である京焼・清水焼が、海外での認知度向上のため、新作発表会と体験型展示会を台湾の台北市で開催しました。このイベントは、2025年11月21日と22日の2日間にわたって行われ、台湾で日本の食器を取り扱う東京食器の新ショールーム開店を記念して企画されました。テーマは「紡ぐ」。

日本の伝統工芸品を体験する


今回の展示会は、京焼・清水焼を単なる「使用する物」としてではなく、「文化的要素」として捉え直すことを目的としています。会場には、日本の伝統工芸品を活かした独自の「室礼空間」が設けられ、訪問客は目で見るだけでなく、実際に体験できる機会が用意されました。お抹茶のおもてなしもあり、ゆったりとした時間を楽しむことができました。

「紡ぐ」というコンセプト


「紡ぐ」というコンセプトには、以下のような深い意味が込められています。

  • - 継承:日本の伝統工芸と文化、技術を次世代に引き継いでいくこと。
  • - 連結:作り手と使い手、さらには日本と海外をつなげる役割を果たすこと。
  • - 関係性:器とお茶を通じて人々の内面が豊かになり、心の本質に戻るきっかけを生むこと。

新しいライフスタイルの提案


伝統的な作法に縛られず、参加者が器との関係性を楽しめるように配慮したお抹茶の提供。この体験を通じて、日本の花、茶、香、書といった文化が融合した空間をご用意しました。これにより、器を「見る」だけでなく、「感じる」ことができる新たなライフスタイルを提案しています。

海外初の試みと価値創造


今回の試みは、リージェント台北ホテルという地元の宿泊施設で京焼・清水焼を展示することで、器の機能だけでなく、空間全体に文化的な価値を提供することを目指したものです。これは台湾では初めての試みとされています。展示内容は、京都の伝統工芸品である竹や流木などを使用し、日台の友好関係を強める願いが込められています。

新作の魅力


展示された新商品には、株式会社西川貞三郎商店のブランドから提案された抹茶碗や鉄瓶急須が含まれます。入れ子碗や美しいデザインの抹茶碗は、春草花や竹林など、四季の移ろいを感じさせるものばかりです。これらはただの食器ではなく、使うことで日常に彩りを添えてくれるアイテムとなるでしょう。

今後の展望


この新商品は、2026年2月4日から6日にかけて東京ビッグサイトで開催される「第101回東京インターナショナル・ギフト・ショー春2026」や、その後の国際ホテル・レストラン・ショーでも披露される予定です。これにより、国内外でのさらなる展開が期待されています。

企業概要
株式会社西川貞三郎商店は、1917年に設立された会社で、京焼・清水焼の企画製造卸売りを主な事業としています。伝統工芸を通じて、人々の日常に和と彩りを提供することを使命としています。今後も京焼・清水焼の文化を広めていくために、積極的な活動を続けていくことでしょう。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

関連リンク

サードペディア百科事典: 台湾 伝統工芸 京焼・清水焼

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。