映画館のスクリーンを再生!FREAK’S STORE×東京国際映画祭の新プロジェクト
株式会社デイトナ・インターナショナルが運営するセレクトショップ【FREAK’S STORE】が、東京国際映画祭とコラボレーションを展開。彼らは、映画館のスクリーン素材をアップサイクルし、新たに「ブックマーク」という日常使いできるアイテムを生み出しました。
アップサイクルの新しい物語
このプロジェクトは、映画ファンにとって身近で使いやすいアイテムを提供しつつ、廃棄されるはずだった映画館のスクリーンに新たな光を灯すことを目的としています。発売された「ブックマーク」は、映画館から本棚へと移ることで、特別な思い出を大切にしていきます。
再生フリーク第一弾は、古紙を使ったプロジェクトでしたが、今回は廃棄予定のスクリーンを選びました。再生可能なリソースとしての価値を高め、同時に環境保護にも貢献するというサステナブルな取り組みがさらに進化しました。
映画のセリフからインスパイアを得たアート
「ブックマーク」には、映画ファンから募集した“好きな映画のセリフ”がデザインされています。集まった多様なセリフの中から厳選された6つが選ばれ、そのうちの一つは昨年の東京国際映画祭で黒澤明賞を受賞した三宅 唱監督に選定されました。このように、映画の名言がこめられたブックマークは、映画愛好家にとって特別な存在です。
選定されたセリフは以下の通りです:
1. そして、新しい夜明けがやってくる。
2. バカヤロー。まだ始まっちゃいねぇよ。
3. 信じたかったんです。この世界を。
4. 今度は今度。今は今。
5. 正しいこと、親切なこと。選ぶなら、親切なことを。
6. お前たちの物語を、一人残らず聞いてやる。
これらのセリフは、映画の持つ力を感じさせるだけでなく、その時々の思い出とリンクすることで、日常の中でも映画の魔法を楽しめます。
商品詳細と購入方法
「ブックマーク」は、800円(税込)で販売されており、東京国際映画祭の公式グッズ販売サイトで購入可能です。また、映画祭の会場(TOHOシネマズシャンテ、ヒューマントラストシネマ有楽町)でも10月27日から入手できますが、オンライン販売では一部完売の可能性もあります。
映画とアップサイクルが織りなす未来
FREAK’S STOREによるこの素晴らしい取り組みは、環境に優しいだけでなく、映画という文化を新たな形で楽しむ機会を創出しています。次回の東京国際映画祭においても、三宅 唱監督とのインタビューや新作『旅と日々』についての特集が予定されています。
今後も映画とアップサイクルの融合に期待が高まる中、これをきっかけに多くの人々がサステイナブルなライフスタイルへと関心を持つことを願っています。映画館のスクリーンが、このように再生されることで、未来の映画文化のあり方が見えてくるのではないでしょうか。