ドッグフードの添加物に関する調査結果
近年、愛犬の健康を重視する飼い主の間で、ドッグフードに含まれる添加物に対する関心が高まっています。株式会社エイトが実施した調査によると、飼い主の約7割以上がドッグフードの添加物について何らかの形で気にしていることがわかりました。
調査概要
この調査は全国の犬の飼い主350名を対象に行われ、ドッグフードの添加物の気にする程度や、無添加フードの経験についての質問がなされました。調査結果からは、愛犬の健康を守りつつも、あまり神経質にならずに自分なりの判断で選ぶ姿勢が伺えました。
飼い主の関心とスタンス
調査結果では、47%の飼い主が「ある程度気にしている」と回答、26%が「かなり気にしている」と答えました。一方で18%は「あまり気にしていない」とし、4%は「まったく気にしない」と回答。これにより、飼い主それぞれが愛犬との関係における添加物との距離感を考えていることが示されました。
多くの飼い主は、「愛犬の体を大切に思う気持ちがあるものの、悩みすぎてストレスになるのは避けたい」という本音を持っているようです。特に、見た目に関わる「着色料」、保存を助ける「合成保存料」、劣化を防ぐ「合成酸化防止剤」が避けたい添加物の上位に挙げられています。
無添加フードの経験と実感
66%の飼い主が無添加フードを試したことがあるとの結果が出ていますが、半数以上が「特に変化なし」と回答しています。このことから、無添加フードに切り替えた際の劇的な効果には疑問の声が上がり、すぐに結果を求めない姿勢が見受けられます。
実際に体調や見た目に変化があったという声もありますが、それも数少ないというのが現実。愛犬の健康を守ることにおいて、無添加フードに切り替えることが必ずしも劇的な改善をもたらすとは限らないことが理解されているようです。
添加物を気にしない理由とその根拠
一方で、添加物を気にしない理由には「特に困ったことがないから」という声が最も多く挙げられています。こちらも、「元気な愛犬を信じる」という心理が大きく働いているようです。また、「判断が難しい」との回答も多く、国の基準に対する信頼や、今ある愛犬の元気さが重視される傾向にあります。
まとめと今後の展望
今回の調査で明らかになったことは、飼い主たちが自分の基準や愛犬の健康に対する考え方を持っているということです。添加物に対しては敏感でもありつつ、ストイックになりすぎず、愛犬との関係を大切にしている姿が浮かび上がります。
愛犬健やかな食事選びは、飼い主の愛情と理解から成り立っています。今後は、より良い情報が流通し、飼い主が自身の判断に自信を持てるようになることが求められます。