中山優馬が語る舞台『大誘拐』の魅力と再始動の喜びとは
舞台『大誘拐~四人で大スペクタクル〜』の再始動が決まり、中山優馬さんにインタビューを行いました。この舞台は2024年に初演され、早くも2025年10月から全国での公演が予定されています。中山さんは、再びこの作品に関われることに、嬉しさと感謝の気持ちでいっぱいだと語ります。彼が演じるのは、犯人グループのリーダー、戸並健次。原作は天藤真の推理小説で、82歳の女性が国家権力をうまく利用して百億円を奪うという痛快なストーリーです。
再演に込められた思い
「もっとやりたい」という想いから始まった初演。そして、その後の反響を受け、再びこの舞台に立つ機会を得ることができ、中山さんは「再演ができたら素敵だ」と語っていました。実現して本当に感謝しているとのことです。
初演では、ベテランの共演者たちの動きに感銘を受けたと語る中山さん。特に、白石加代子さんの圧倒的な存在感には心を奪われ、彼女の人生がその演技に反映されていることを感じたそうです。白石さんが放つパワーは、ただ稽古を重ねただけでは得られないものであると明言しました。
共演者から学んだこと
柴田理恵さんについても語る中山さん。彼女は多彩な役柄を演じ分けることで知られていますが、実は自らの不器用さを認め、高い向上心を持っている方だと感じたそうです。さらに、風間杜夫さんの自由な演技についても触れ、そのセリフの捉え方や空気感を取り入れるスタイルに刺激を受けたとのこと。
中山さんは、自身の役柄に込められた魅力についても力を込めました。健次は愛に飢えた人間であり、犯罪を犯すものの、その内面には人間らしさが漂っています。彼が抱える葛藤は、多くの人が共感できるもので、観客にとっても興味深いポイントになること間違いなしです。
少人数だからこその緊張感
舞台『大誘拐』の最大の魅力は、4人という少数精鋭で作り上げるドタバタ劇。この少人数の中で、自分の役割が崩れないようにする緊張感が、より一層面白さを引き立てていると中山さん。若手が揃った作品では得られない独特の味わいが、この舞台の大きな魅力だと強調しました。
健次役を通じての成長
中山さんは、この作品を通じて自らの演技に対する理解が深まったとも感じています。健次というキャラクターが少しずつ周りに頼り始める姿は、自分自身のキャリアにも重なり、一人での踏ん張りの重要性を教えてくれたといいます。
健康管理のルーティン
長丁場の舞台に挑む中山さんは、体調管理にも気を使っているそうです。「よく食べ、よく寝る」ことを基本に、加湿や声・身体のウォーミングアップなども欠かさないルーティンを持っています。これが彼のパフォーマンスを支える秘訣なのかもしれません。
最後に観客へのメッセージ
公演を待ち望んでいるファンに向けて、中山さんは力強いメッセージを送りました。「ご来場いただく皆さんより、僕がもっと楽しみにしています」と笑顔で語り、舞台の素晴らしさをしっかりと伝えてくれました。まるでアトラクションのようなスピード感で進むストーリーに、皆さんもぜひご期待ください!
『大誘拐~四人で大スペクタクル〜』は、2025年10月に東京を皮切りに、全国各地での公演が展開されます。多世代が楽しめる魅力溢れる舞台ですので、是非劇場に足を運んでみてはいかがでしょうか。
公演情報
『大誘拐』〜四人で大スペクタクル〜
原作:天藤真
出演:中山優馬、柴田理恵、風間杜夫、白石加代子
公演日程:2025年10月10日〜10月13日
劇場:シアター1010(東京)ほか、全国公演あり。
公式サイトは
こちら。