千秋庵総本家の165周年記念創業祭
1860年、万延元年に函館で創業した「千秋庵総本家」が、今年165周年を迎えます。この歴史的な節目を祝うため、2025年9月13日(土)から全店舗で特別な創業祭が開催されます。期間中は、創業当初に作られていた伝統的なお菓子を現代的にアレンジした「昔日継菓(せきじつけいか)」をはじめ、多彩な新商品やイベントが用意されています。
創業165周年を祝う新商品「昔日継菓」
創業当時のレシピを元にした「昔日継菓」には、昆布羊羹とふきの砂糖漬けの二点が含まれます。特に昆布羊羹は、北海道函館産の真昆布とがごめ昆布を使用し、上質な小豆羊羹との二層仕立てとなっています。仕上げにフランス産のゲランド塩を加え、深い味わいを実現しています。ふきの砂糖漬けは、北海道白糠産のふきを使用した贅沢な逸品です。こちらは税込価格300円で、各店舗で数量限定販売のため、完売の際はご了承ください。
限定メニューとコラボ商品
千秋庵総本家の宝来町本店では、155周年記念として有機かぼちゃ「くりりん」とコラボレーションした「スフレどらやき」も新たに登場します。この商品は、くりりんのペーストと白あんを使用しており、素朴ながらも洗練された味わいが楽しめます。また、イートインスペースでは「秋の和菓子セット」が数量限定で販売され、季節の味覚であるさつまいもや栗を取り入れた絶品が提供されます。
地元の味、酒粕を使った「郷宝酒粕入りあんぱん」
さらに、丸井今井函館店では「郷宝酒粕入りあんぱん」が数量限定で登場。これは、北海道七飯町の酒蔵が生産している「郷宝」の酒粕をふんだんに使用した焼き立てのあんぱんです。生地の中には甘さ控えめのこしあんが詰まっており、和菓子屋ならではの風味を存分に楽しめます。
復刻版「とらが焼き」や特別メニュー
さらには、職人が手製で焼く「たたきどらやき」や、トラ模様が特徴的な「とらが焼き」も、創業165周年を記念して数量限定で販売されます。どちらの味も、千秋庵総本家のこだわりの技術が生かされており、ぜひ味わっていただきたい一品となっています。
イートインスペースの魅力
千秋庵総本家 宝来町本店のイートインスペースは、リニューアルオープン後、地域の方々に親しまれています。お好みのお菓子をその場で楽しめるだけでなく、地元の十字屋珈琲のコーヒーや日本茶も取り揃えており、和菓子との相性も抜群です。お越しになる際は、この空間での特別なひとときをお楽しみください。
この165周年記念創業祭は、ただのイベントではありません。千秋庵総本家の長い歴史を物語る貴重な体験であり、訪れることで味わえる思い出となることでしょう。ぜひ、この機会に足を運び、心温まる和菓子をお楽しみください。