カルビーポテトチップス50周年を祝う
2023年、カルビーポテトチップスが50周年を迎えました。この節目を機に、カルビー株式会社とカルビーポテト株式会社、さらには株式会社プロトリーフが共同で、新たな食農教育プログラム『ポテトバッグ食育』を発表しました。このプログラムは、袋で育てるじゃがいもの土「ポテトバッグ」を活用し、子供たちにジャガイモの栽培からポテトチップスづくりまでを体験してもらうものです。
 プログラムのスタート
2025年にトライアルが開始されるこのプログラムでは、東京都の世田谷区にある中里小学校と、大阪府の豊崎小学校が指定されています。約80名の児童が参加し、3月からじゃがいもを育てる体験を行います。そして、7月にはそれを収穫し、実際にポテトチップスを作るという流れが予定されています。このような実践を通じて、子供たちが食材の大切さや成長過程を学ぶことを目指しています。
 開発の背景
『ポテトバッグ食育』プログラムは、カルビーグループが子供たちに土やじゃがいもに触れる機会を提供したいという思いから開発されました。約3年の歳月を経て、『ポテトバッグ』は2021年12月に発売を開始。その後、毎年改良を重ねつつ数量限定で販売されています。
この度、カルビーグループは「子どもたちが原料のじゃがいもがどうポテトチップスになるのか、しっかりと学んでほしい」という思いから新たな食農教育プログラムに取り組むことになりました。約5か月間の試行を経て、実際にプログラムを実施する運びとなりました。
 食農教育プログラム『ポテトバッグ食育』とは
このプログラムは、子供たちが春から夏にかけてじゃがいもの植えつけ、成長を観察し、収穫し、ポテトチップスを作るまでの一連のプロセスを体験します。そのため、子供たちは自らの手で育てた野菜の大切さを実感することができ、食の楽しさを学ぶ良い機会となります。
 「ポテトバッグ」の特長
「ポテトバッグ」は、カルビーポテトとプロトリーフが共同開発した、手軽にじゃがいもを育てられる専用の土です。初期生育に必要な肥料があらかじめ含まれており、種芋「ぽろしり」をそのまま植えて水を与えるだけで栽培が可能です。持ち運びやすさにも配慮されており、ココヤシガラやハスクチップを使用しています。
公式には、栽培した土はすべて植物由来とのことで、環境への負担も少なく、育成後の土は燃えるゴミとして簡単に処理できるのもポイントです。
 商品の特長「栽培用種芋『ぽろしり』」
これに使用される「ぽろしり」は、カルビーポテトが10年以上かけて開発した新しい品種です。このじゃがいもは、初心者でも簡単に育てられるように設計されており、種芋サイズも適切にそろえられています。試行錯誤の結果、数年を経てやっと完成を見せ、今では家庭でも楽しめる商品として人気を集めています。
 「ポテトバッグ」のストーリーをもっと知りたい方へ
「ポテトバッグ」の開発過程については、カルビー公式note「THE CALBEE」で特集されています。興味がある方はぜひこちらをチェックしてみてください。記事へのリンク:
ポテトバッグの開発秘話
 まとめ
カルビーポテトチップス50周年を経て、子供たちに食育の大切さを伝えていく『ポテトバッグ食育』プログラムが始まりました。未来の食を担う子供たちが、成長を通じて楽しみながら学べる素敵な機会に期待が寄せられています。