山梨県笛吹市にオープンする直売所
2025年5月2日、山梨県笛吹市に新たにオープンするのは、ジェラートと干し芋を販売する直売所です。この場所は、地域商社事業を展開するKEIPE株式会社が手掛けており、障害者の就労支援や地域の農家を支える目的で運営されています。利用者は、品質の高いフルーツをベースにしたジェラートから、無添加・砂糖不使用のドライフルーツや国産さつまいもの干し芋まで、こだわりの品々を手に入れることができます。
1. 「企画で規格を超えていく」取り組み
KEIPE株式会社は、「企画で規格を超えていく」というテーマのもと、地域農業の課題解決に取り組んできました。多くの農家が直面している後継者不足や規格外品の販売先の問題に対し、同社は2020年に地域商社事業をスタートしました。特に、規格外の桃が予想以上の反響を呼んだ際には、生産者と消費者の間に新たな価値が生まれることを実感しました。この取り組みを通じて、農家さんが安心して生産できる環境を整えたいと考えています。
2. 農家との「顔の見える関係」
この直売所の運営には、農家との信頼関係が大きな役割を果たしています。KEIPE株式会社の統括マネージャー、雨宮友美さんによれば、「顔の見える関係」を重視し、正規品だけでなく規格外品も積極的に取り扱うことで、農家のプライドを尊重しています。実際に、多くの農家から直に仕入れた作物を、適正な価格で買い取ることで、柔軟な販売を実現しています。これは、農業の持続可能性にも寄与します。
3. 体験型直売所の設計
この直売所の建物は、大きなガラス張りのデザインが特徴です。これにより、子どもたちが働く大人の姿を見たり、プロセスを楽しんだりすることができ、教育的な要素も含まれています。顧客は、フードロス削減にも目を向けた現場を目の当たりにしながら、商品を購入することができます。このように、ビジュアル面にもこだわった設計は、体験を通じての学びを促進します。
4. 多彩な商品ラインアップ
直売所では、以下のような商品を取り扱っています。
- - ドライフルーツ(無添加・砂糖不使用タイプ)
- - 干し芋(国産さつまいもを使い、隣の自社工場で製造)
- - ジェラート(国産フルーツと牛乳を使用)
- - フルーツベースのソルベ(乳製品不使用)
- - 新鮮なフルーツ(正規品・規格外品ともに)
これらの商品は、山梨県の新鮮な農作物を中心に提供されており、ふるさと納税やECサイトを通じても販売されます。2024年には、フルーツの総量として100トンを出荷予定です。
5. メディア向け内覧会の開催
オープンに先立ち、2025年4月25日にメディア関係者向けの内覧会が開催されます。この内覧会では、工場の見学やテープカットを行い、商品の試食も体験できます。当然、一般のお客様は5月2日からのグランドオープンをお楽しみに!
6. KEIPE株式会社の理念
KEIPE株式会社は、障がい者と地域社会の課題解決に向けた事業開発を行っており、その一環として食に関する新しい流れを築いています。地域の農家と協力し、社会貢献を果たすことで、持続可能な未来を見据えた取り組みを進めています。ぜひ、新しくオープンする直売所でその魅力に触れてみてください。