86B210、30周年記念公演「T-W-O」を開催
86B210は、2023年11月28日(金)に、青山草月ホールで結成30周年を記念した特別な公演「T-W-O」を実施します。草月ホールでの公演は、同団体が始めて活動した場所で、彼女たちにとって特別な意味を持つ会場です。
このアバンギャルドなデュオは、30年にわたって国内外で独自の芸術的活動を続けてきました。近年は、前衛芸術の重要性について考える機会も増えてきた中、彼女たちが選んだ8月の青山草月ホールは、前衛芸術の聖地とも言われています。
この時代、私たちの中で「多様性」が求められる一方で、理解しづらいものを排除してしまう風潮も増しています。86B210は、こうした状況に風穴を開けるべく、まさに前衛芸術がかつて栄えたこのホールで新しい作品を披露します。
舞踊と音楽による救い
近年、コロナウイルスの影響で、多くの人々が自分自身を見つめ直し、考えを深める時間を持ちました。その中で、舞踊や音楽を通じて癒しを感じた方も多いでしょう。世界中で様々な問題が存在する中、好きなことに集中できる時間は貴重です。そして、芸術文化は私たちを豊かにし、知的に育ててくれるものです。これまでの30年で、86B210はその重要性を常に追求し続けてきました。
「私たちの作品は、1人1人が自分を見つめ直すためのきっかけとなることを願っています。」と、メンバーの鈴木富美恵は語ります。
30周年記念公演「T-W-O」の概要
公演「T-W-O」は、さまざまな要素を組み合わせた約50分間の作品です。
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マチネ: 15:00(開場15:30)
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ソワレ: 19:00(開場19:30)
- - 会場: 青山草月ホール
- - チケット: 前売り3800円、当日4500円
公演は、映像制作に特化したGuillaume Diamant-Bergerやライブ演奏者坂出雅海とのコラボレーションによる新作です。舞台構成や振付は、長年の経験をもとに練り上げられていて、視覚と聴覚が融合することで観客に深い感動を与えることでしょう。
新たな物語「T-W-O」
今回の公演は、松本大洋の「鉄コン筋クリート」やアゴタクリストフの「悪童日記」を元に、非現実的で刹那的な東京の生活を描いた作品です。二人の舞踏家を中心に、常に移り変わり行く社会の中で希望の光を見出す物語を展開します。この公演が、参加するすべての方に新たな気づきをもたらすことを目指しています。
未来への夢
86B210は、引き続き「April Dream」プロジェクトにも賛同し、自らの夢を発信していきます。未来を見据え、夢を多くの方と共有するこの公演が多くの方に届くことを願っています。
私たちと一緒に新しい物語を探しに行きませんか?あなたのご来場を心よりお待ちしております。