Miiakiisの全力を注ぎ込んだ新たなツアーが幕を開ける！

Miiakiisが新しいチャプターを開く、待望のライブツアー『Miiakiis “Heartless” TOUR 25-26』が10月25日に東京でスタートしました。ユニットとしての集大成でもあるこのツアーは、ラッパーのTigaとCHILLCAT THE BASTET、そしてDJとして参加しているTigaの実弟・KEY-Kによる熱いパフォーマンスの連続です。今回のツアーは、彼らが2016年に結成されて以来、数々の楽曲やパフォーマンスを積み重ねてきた集大成という位置づけがなされています。

初日のステージは、一曲目からMiiakiisのエネルギーに満ち溢れていました。オープニングで披露した“Heartless”のイントロが流れると、一気にフロアの温度が上がり、続く“GALI”では観客と一体となって踊る姿が見られました。舞台背景には、歌詞と共に印象的な映像が流れており、各曲の持つ世界観を視覚的にも楽しむことができました。TigaとCHILLCAT THE BASTETのクールなパフォーマンスは、観客を次々と彼らのライブ空間に引き込み、リラックスしたMCで親しみやすさも見せつけていました。

公演中、一部はライブ配信も行われるということで、ファンからの声援がさらに熱を帯びていきます。特に、Tigaによる「みんなの声を拾うマイクもあるから」という言葉に反応し、会場は盛り上がりを見せました。また、“Du Du-Da Da”は「待たせたな！」の掛け声で始まり、その後も“New Day”、“オマジナイ”、“KUWABARA”と、緩急をつけた楽曲の数々が続きます。

視覚的な演出だけでなく、音楽の面でも多様性が感じられました。ファンとのコール&レスポンスや、KEY-KがDJとして盛り上げる瞬間もあり、ライブの楽しさが次々と伝わってきました。また、先日のミニマムなセトリ落ちについても触れ、「思い出に浸れる曲をピックアップした」として“Cross”を披露すると、会場は歓声に包まれ、二人の美しいハーモニーに聴き入る観客の姿が印象的でした。

ライブの途中では、Miiakiisのこれまでの活動を振り返るインタビュー映像が流れ、その後には定番曲“Masquerade”が披露されました。この曲では、「あの頃はよかった」という気持ちが歌詞に込められ、観客はユニットとの共鳴を感じながら楽しむことができました。KEY-Kによる早着替えタイムもあり、観客との一体感が生まれるハプニングに笑顔が溢れました。

最後のクライマックスでは、Miiakiisならではのサプライズ演出もあり、観客の興奮が続く中、Tigaは「これからは俺たちだけの空間」と声をあげ、さらに会場は熱気に包まれました。

新曲“僕と君を乗せてく”では、ファンに対する想いやこれからの展望を感じさせるメッセージが込められており、Tigaが持つ「心の空洞を互いに埋め合おう」という言葉は、Miiakiisの音楽が持つ力強い意味を象徴しています。彼らの活動が終わるのではないことを強調しながら、ファンとの絆を再確認する瞬間が何度も訪れました。

力強いライブとエモーショナルな言葉に満ちた公演は、Miiakiisの音楽が持つ熱がいかに深いものであるかを実感させてくれました。このツアーは、全国を巡り、最終日は2026年1月に東京・恵比寿LIQUIDROOMでの予定です。どのようなパフォーマンスが展開されるのか、ファンとしても非常に楽しみです。