白糠町初の共通返礼品誕生!地方から日本を元気にする取り組み
北海道東部に位置する白糠町は、自然環境に恵まれた魅力的な地域です。農業や漁業が盛んなこの町は、近年特に「極寒ぶり」として知られるブリの漁獲量が増え、地元の新たな名産品として注目されています。そんな白糠町が、今回初めて釧路市と手を組み、新たなふるさと納税の共通返礼品を発表しました。それが白糠の「極寒ぶり」と釧路の地酒「福司」のセットです。この返礼品は2025年3月上旬に受付を開始します。
豊かな自然に恵まれた白糠町
白糠町はアイヌ語で「岩磯のほとり」という意味を持つ美しい自然環境に包まれた町です。太平洋に面しており、年間を通じて様々な海産物が獲れる絶好の漁場です。また、森林面積が広く、農業や酪農にも力を入れており、地域経済が成熟しています。また、ふるさと納税に対する寄付の受入額は全国4位、人口一人当たりの寄付額では全国1位という驚異的な数字を誇ります。
ふるさと納税の力を実感
白糠町のふるさと納税担当を統括する柴田智広さんによると、この取り組みが町にどれほどの影響を与えているかを日々実感しているとのこと。「ふるさと納税の制度を通じて、多くの方に白糠町の魅力を知っていただけるようになりました」と語ります。また、寄付者様との距離感を大切にし、温かいコミュニケーションを心がけているとのことです。
新たな連携による地域活性化
白糠町の成功は単独の努力ではなく、他自治体との連携によるものです。現在、白糠町と厚岸町の共同で提供される共通返礼品が話題となっており、北海道釧路管内の自治体に広がりを見せています。この広域連携により、地域の特産品を互いに取り扱うことで、全体の魅力を引き上げる狙いがあります。
環境に優しい持続可能な町づくり
柴田さんは、ふるさと納税を通じて地域の特性を見つめ直す良い機会だと感じています。「地域にはそれぞれ独自の文化や歴史がある。改めて自分たちの良さを見つめ直すことが必要だ」と語ります。寄付金は、海洋調査や漁業のDX推進など、持続可能な地域づくりに活用されており、地域資源を守るための活動にもつながっています。
未来を見据える
最終的には、ふるさと納税を通じて多くの人々に白糠町を知ってもらい、実際に訪れてもらうことが柴田さんの目標です。「白糠町での暮らしを考えてもらえれば、それが最も嬉しい」と語る柴田さんの情熱は、この町の未来に向けた希望を感じさせます。
白糠町がこれからどのように成長し続けるのか、地域の魅力がどのように伝わるのか非常に楽しみです。皆さんもぜひ一度、白糠町の魅力に触れてみてはいかがでしょうか?