全国9県で広がる「はたけビュッフェ」
2025年7月、野菜収穫サブスクリプションサービス「はたけビュッフェ」が全国9県に拡大します。これは消費者が月額定額で新鮮な野菜を365日採り放題にできるプログラムです。栃木県真岡市と福井県越前町に新たにオープンし、愛知、神奈川、千葉、埼玉、兵庫、宮崎、鹿児島を含む地域で利用可能になります。
“win-win”を実現する農園サービス
「はたけビュッフェ」では、消費者は自分で収穫することで新鮮な野菜を手に入れ、あわせて食育体験が得られます。月額料金で好きなだけ訪問できるため、家族で楽しい体験ができる点も魅力です。一方、農家は収穫作業を消費者に委ねることで、業務効率が大幅に改善され、労働時間を約50%削減できます。
積極的な薬剤不使用の証拠
このサービスに参加する農家は、環境保全を重視した農業を実践しており、消費者が安心して野菜を収穫できるよう配慮されています。このように、「はたけビュッフェ」は環境にやさしいだけでなく、農業をもっと身近に感じられる方法としても注目されています。
家族で楽しむ収穫体験
参加者は、家族で好きな時に訪れることができ、特に子育て世帯に人気があります。年間20種類以上の野菜が育てられており、収穫体験を通じて、食への興味を深めることができます。地産地消を推進し、輸送による環境負荷を軽減する取り組みも評価されています。
栃木県と福井県の新農園
栃木県真岡市・まんまる農園
真岡市のまんまる農園では、野菜や穀物、加工品などを生産しており、年間来園者が約1000人という人気の農園です。体験イベントも定期的に開催しており、収穫だけでなく、料理体験なども楽しめるため、家族連れにぴったりの場所です。
福井県越前町・たいら農園
自然豊かな地域に位置するたいら農園では、小規模から始まり、農園オーナーが直接案内するアテンド付きプランが用意されています。特別な体験ができることで、収穫の喜びが一層深まります。
収穫農園の詳細
すでにオープンしているのは、鹿児島のたけのうち農園や兵庫のちくりんファーム、宮崎の山内ファームなど、多彩な農園が存在します。各農園が地域の特性を活かした農業を展開しており、参加者は直接農家と触れ合いながら新鮮な野菜を収穫できます。
価格体系と家計への影響
「はたけビュッフェ」の料金は、大人1人世帯で6,000円から始まり、人数が増えるごとに変動します。これに対して、野菜の年間購入額を見れば、収穫体験としてのコストパフォーマンスが非常に良いこともわかります。家族で訪れることを考えれば、イチゴ狩りなどと比べてもお手頃な価格帯です。
今後の展望
i「株式会社ノーティスト」の代表である松本直之氏は、農業を支える新たな仕組みとして「はたけビュッフェ」を展開してきました。今後も農業の労働生産性を改善し、より多くの農家が笑顔で働ける環境を目指します。さらに、全国で「1市町村1収穫農園」の実現を目指し、農業界における新しい確立を推進していく所存です。
詳細については、
はたけビュッフェ公式サイトをチェックしてみてください。