佐渡の自然を守る取り組み
2025年度に行われた「佐渡トキ応援お米プロジェクト」では、コープデリ生活協同組合が寄付金214万8,456円を佐渡市に贈呈しました。この寄付金は、佐渡市が進める生物多様性を考慮した農業や、特に絶滅危惧種であるトキの野生復帰に貢献するために使用されます。
コープデリは2010年からこのプロジェクトを開始し、これまでに総額4,187万1,109円を同プロジェクトに集めてきました。これは、コープデリの組合員が誇る『CO・OP産直新潟佐渡コシヒカリ』など、対象商品の購入を通じて実現されたものです。組合員の皆さんが選んだ商品が、豊かな自然環境を守る助けになっているのです。
寄付の背景
今年11月2日には、新潟市産業振興センターで「コープデリにいがたフェスタ2025」が開催され、寄付金贈呈式が行われました。この式典には、コープデリ連合会の熊﨑伸代表理事理事長、コープデリにいがたの登坂康史代表理事理事長、そして佐渡市の渡辺竜五市長とJA佐渡の竪野信代表理事理事長が出席し、目録が交付されました。
左から、コープデリグループの熊﨑理事長、登坂理事長、渡辺市長、竪野理事長の姿があり、寄付がもたらす大きな力を象徴しています。
プロジェクトに込められた願い
『佐渡トキ応援お米プロジェクト』は、佐渡市とコープの連携により、2010年4月に始まりました。その目的は、トキの保護活動を推進すること。また、コープの宅配サービスや店舗で販売される対象商品の一部が「佐渡市トキ環境整備基金」へ寄付され、「環境にやさしい米づくり」や「生きものを育む環境づくり」を実現するために活用されています。
この取り組みによって、組合員が佐渡のお米を食べることで、トキと共生する米づくりが支えられています。
寄付金対象商品
プロジェクトに寄与する商品には、「CO・OP 産直 新潟佐渡コシヒカリ」や「CO・OP 無洗米 産直新潟佐渡コシヒカリ」が含まれています。これらの商品は、2kgパッケージでも取り扱われており、手軽に取り入れることができます。また、同じく佐渡産コシヒカリを使用した「CO・OP 産直 新潟佐渡コシヒカリで作った焼おにぎり」や「CO・OP 産直 新潟佐渡コシヒカリで作ったごはん」も、多くの方に親しまれています。
これからも、コープデリはこのプロジェクトを通じて、持続可能な農業とトキの保護活動を一層推進していく予定です。コープデリの皆さんの協力により、自然と共生する社会の実現が期待されます。