ラコステと女優アデル・エグザルホプロスの映画祭での特別な出会い

ラコステとアデル・エグザルホプロスが彩るヴェネチア国際映画祭

2023年9月6日、アデル・エグザルホプロスとセドリック・ヒメネスの二人が、ラコステのエレガントなオートクチュールを身にまとい、ヴェネチア国際映画祭のクロージング上映に登場しました。この特別な夜、彼らは最新作『Chien 51』を発表し、映画祭の華やかな締めくくりに華を添えました。ラコステが共同制作に加わったこの作品は、メゾンの歴史とクラフツマンシップを映し出す特別な場となりました。

アデルの特別なドレス

アデルは本作の漆黒のビジュアルテーマからインスパイアを受けたドレスを着用しました。このドレスは、映画の中で反逆と運命を抱える女性の象徴を表現しています。まるで彼女そのものがその女性の一部のように感じさせるもので、強さと妖艶さを兼ね備えたデザインです。選ばれたカラーはブラックで、映画のアイデンティティとラコステのタイムレスな美意識が反映されています。

ドレスは、ラコステのアイコンであるポロシャツにオマージュを捧げる形で、テクスチャード・ピケのエミールジャージーが使われています。この素材は、アデルの身体のラインを優雅に強調し、彼女の存在感を一層引き立てます。特に注目すべきは、背中のボタンの配置です。ポロシャツを逆さにしてクチュールに昇華させたその発想は、実にユニークで斬新です。背中が大きく開かれたデザインは、ミニマリズムと劇的な印象を融合させ、非常に印象深い一着となっています。

セドリックの洗練されたスーツ

セドリック・ヒメネスもまた、特別に仕立てられたスーツを身に纏いました。このスーツはシルクとウールの混紡素材であり、ラコステの創業者ルネ・ラコステが愛したブレザーへのオマージュが込められています。彼の装いは、ラコステのテーラリングの伝統を強調するもので、静かに気品を表現しています。

ラコステの「スタイルという遺産」

この夜、アデルとセドリックの姿はただの衣装以上の意味を持ちました。彼らはラコステが紡いできた過去と未来を繋ぐ、物語の一部となったのです。クラシックと革新が出会った瞬間、ヴェネチアの舞台に刻まれたのは、「スタイルという遺産」という新たな一章でした。

この特別な夜の出来事は、ラコステのファッションが持つ深い意味と、その美学がどのように映画やアートに影響を与えているかを感じさせる絶好の機会となりました。ラコステの魅力は今後も映画の世界で新しい息吹をもたらすことでしょう。