2025年4月1日、P&Gジャパン合同会社に新たなリーダーシップが誕生します。これまでファブリックケア日本・韓国事業を統括していた木葉慎介(このはしんすけ)が、同社の社長に就任することが発表されました。
木葉氏は2001年にP&G(日本)に入社し、以降のキャリアを通じてマーケティングの分野で数々の成果を上げてきました。そのスタートは、ヘアケアブランドのブランドマネージャーとして日本市場に携わるところから始まりました。彼は、消費者のニーズを深く理解し、製品開発やプロモーション戦略に活かしてきた実績を持っています。
特に注目したいのは、木葉氏がシンガポールにてアジア太平洋・インド地域パンテーンのブランドマネージャーを務め、そこからアジア市場全体の洗濯洗剤事業のアソシエートブランドディレクターへと昇進した点です。シンガポールでの経験は、彼にとって国際的な視野を広げる大きな契機となり、後にスイスへも赴任し、グローバルなデザインチームとの協働に携わりました。
現在、木葉氏は日本と韓国のファブリック&ホームケア事業を統括し、同事業が持つ成長の可能性を最大限に引き出すための戦略を描いてきました。2020年からはシニアバイスプレジデントとして、事業の発展に寄与しています。
新社長に就任するにあたり、木葉氏は貴重な経験と知識を持っているだけでなく、業界の変化に迅速に対応できる柔軟性も併せ持っています。彼の目指すビジョンは、顧客とのより深い結びつきを通じて、P&Gジャパンのブランド価値を高め、持続可能なビジネスモデルの構築を推進していくことです。
一方、現社長のヴィリアム・トルスカ氏は、同日付けでアジア太平洋・中東・アフリカ地域のシニアバイスプレジデントとして新たな挑戦をスタートします。これにより、トルスカ氏はアラブ首長国連邦/ドバイに赴任し、さらなるグローバルな視点を持っていくことになるでしょう。
木葉慎介氏の社長就任は、P&Gジャパンにとって新しい時代の幕開けを告げるものとなります。リーダーシップの交代により、どのような方向性が示され、さらにどのような革新が期待できるのか、私たちも注目していきたいところです。これからのP&Gジャパンの展開に期待が高まります。