医療・介護現場に息づく“やさしさ”を映像で伝える
岐阜県飛騨市では、医療・介護の現場で交わされる声や仕草を通じて“やさしさ”を可視化する映像作品「やさしさってなんだろう」を公開しました。このプロジェクトは、スタッフや利用者の心のふれあいをしっかりと捉え、日常の何気ないやりとりによって築かれる信頼関係を映し出すことを目的としています。
なぜ“やさしさ”をテーマにしたのか?
飛騨市は岐阜県の最北端に位置し、人口減少と高齢化が急速に進行しています。この厳しい環境の中で、医療や介護の職場ではスタッフ不足が大きな問題となっているのが現状です。たとえば、最近ではグループホームや入所施設の廃止、病院の病床削減などが相次いでいます。しかし、そんな中でもスタッフが利用者に向ける笑顔や優しい言葉には多くの“やさしさ”が込められています。これを映像と音楽で表現することで、皆さんにその心情を理解してもらいたいと考えています。
「CHOTTOKIITE!」プロジェクトの背景
「CHOTTOKIITE!」プロジェクトは、目には見えない医療・介護の現場のリアルを音や映像で届け、市民の皆さまにその価値を理解してもらうために始まりました。このプロジェクトに参加している音楽家、谷澤智文氏は、実際の施設で録音した“ありがとう”という言葉や利用者とスタッフ間の微細なコミュニケーションを捉えました。これにより、現場の空気感が心地よく伝わる楽曲が完成しました。
映像作品の特徴
今回公開された映像作品は、ドキュメンタリー形式で現場の音と映像が一体となった内容です。スタッフの表情や利用者の笑顔、そして日常的なコミュニケーションの様子が丁寧に描かれています。この映像を観ることで、“やさしさ”がどうあるべきかを感じることができ、医療・介護の現場は決して抽象的なものではなく、具体的で温かい現実であることを実感できるでしょう。
市民参加型写真キャンペーン
また、映像作品の公開に合わせて「ありがとう #やさしい飛騨市」という市民参加型の写真キャンペーンも実施しています。市民が撮影した日常の“やさしい瞬間”を集め、選ばれた写真は谷澤氏の楽曲と共にスライドショー形式で配信されます。この取り組みは、地域全体で医療・介護に対する意識を高め、支え合いの文化を育むことを目指しています。応募は1月31日までとなっておりますので、ぜひ参加してください。
今後の展望と地域の期待
今後、飛騨市ではSNSを通じた情報発信を強化し、医療・介護の現場の声をより多くの人々に届ける計画です。また、地域からの支援が現場を支える重要な要素とされており、再開されたボランティア活動に期待が寄せられています。プロジェクトは地域の皆さんと共に力量を合わせて支え合う輪を広げることを目指しています。谷澤氏は、楽曲制作後に「現場で頑張る方々の励みとなれば」との思いを語っています。これらの取り組みが飛騨市の医療・介護現場に“やさしさ”を育て、支え合う地域を作る一助となることを期待しています。
映像作品や写真キャンペーンに関する詳しい情報は、岐阜県飛騨市の公式サイトやPRTIMESをご覧ください。