安曇野で体験する蕎麦の種まきツアー！自然とふれ合う新たな食育のカタチ

安曇野で楽しむ蕎麦の種まき体験

長野県安曇野市は、豊かな自然に囲まれた美しい場所です。この地で2025年8月、合同会社Tsunagiが主催する「蕎麦畑オーナーシップツアー」が開催されました。その第一弾として行われた"蕎麦の種まき編"では、参加者が自らの手で蕎麦を育てる新しい体験プログラムが展開されました。参加者は一人ひとりが蕎麦畑のオーナーとなり、自然と触れ合いながら食の大切さを学びます。

安曇野の大地で育まれる蕎麦

今回の種まき体験の舞台となったのは、天然の水と肥沃な土に恵まれた安曇野。参加者は東京や地方から集まり、協力してくれた斉藤農園で蕎麦の種をまきました。手を使って土に触れることで、自然を身近に感じられる貴重な時間を過ごしたことでしょう。

種まきが終わると、斉藤農園が運営する古民家Sakuraで、地元の新鮮な野菜やお肉を使ったBBQが楽しめました。特に参加者同士の交流が盛んで、自然の中でのんびりとしたひとときを共有しました。

食育としての蕎麦体験

このツアーは、特に夏休みの子どもたちにとっての“食育”の場として評価を受けています。子どもたちは、自分の手で種をまくことで、食の原点に触れる大切な経験となります。また、農家からの直接の指導を通じて、蕎麦がどのように育ち、食卓に届くのかを知る貴重な体験が得られました。

参加した家族からは、こんな感想が寄せられました。「土に触れることで、食の大切さを学べる素晴らしい機会となりました」「子どもが自らの手で播いた蕎麦の成長を楽しみにしていて、とても良い思い出になりました。」

地域とのつながりを育む体験

種をまいた蕎麦は、後に白い花を咲かせる予定です。参加者の中には、成長を見に訪れたいと話す人も多く、こうした情熱は単なる観光にとどまらない関係の構築を促しています。これにより、地域を訪れる“関係人口”が増え、観光や地域交流の促進にもつながるのです。

食の循環の理解

次回のイベントは2025年10月に予定されており、夏に自らがまいた蕎麦を収穫し、それを自らの手で蕎麦打ちを行う体験が企画されています。「自分がまいたものを、自分で打って食べる」　この食品の循環を、子どもから大人まで体験できる絶好の機会となります。

新たな地域の挑戦

合同会社Tsunagiは、蕎麦畑オーナーシップツアーを全国展開することを目指して、地域資源を活用した継続的な体験型コンテンツを提供しています。地域と都市の架け橋となり、様々な地域で同様の企画を実施し、地域の魅力と課題へのアプローチを考慮したプランをご提案していく予定です。地元の方々の要望にも応じて、このような農業体験を通じた地域資源の活用を広めていくことを目指しています。