ヘルスケア素材探求
2025-11-10 10:58:27

岩手大学との連携でヘルスケア素材の新たな可能性を探るファーメンステーション

岩手大学との連携でヘルスケア素材の新たな可能性を探るファーメンステーション



株式会社ファーメンステーションは、2025年11月から岩手大学農学部の伊藤芳明教授と共に、未利用バイオマス発酵産物のヘルスケア機能探求に関する研究をスタートします。この共同研究は、発酵技術を活用し、今まで活用されていなかった資源を再生し、循環可能な社会の実現を目指しています。

研究の背景


近年、食品生産や農業の現場で発生する未利用バイオマスの活用が重要視されています。これには、食品の残さや搾汁粕などが含まれており、当社ではこれらの資源を独自の発酵技術により、高付加価値の素材へと変える研究が進められています。今回の共同研究は、発酵によって生成される新しいヘルスケア素材の科学的な検証を目的としています。

研究概要


本研究では、約50種類の未利用バイオマスを発酵材料として使用します。使用される微生物には、酵母、乳酸菌、麹菌など様々なものが含まれ、これらの発酵特性を利用して、約1,500種類の発酵産物を作り出します。特に、脂肪細胞を用いた脂質蓄積抑制の評価を中心に研究が行われ、過剰な中性脂肪や皮下脂肪の蓄積抑制に寄与する可能性のある機能的な素材の探索が目指されています。

本研究が進められることで、未利用バイオマスを食品素材に変える新たな可能性を広げ、高機能素材の開発のためのモデルケースが確立されることが期待されています。なお、この研究は公益財団法人PwC財団助成事業の2025年度春期環境(食料システム)の採択事業として推進されます。

共同研究体制


  • - 研究題目: 未利用バイオマス発酵産物のヘルスケア機能探索に関する研究
  • - 共同研究機関: 岩手大学 農学部 伊藤芳明 教授

今後の展開


この研究を通じて、当社は未利用資源の新たな付加価値化と、発酵技術に基づいた次世代の食品素材の開発を推進する意向です。今後も企業や研究機関と連携し、資源循環型社会と健康の両立を図る取り組みを継続していきます。

株式会社ファーメンステーションについて


ファーメンステーションは、「発酵で楽しい社会を!」を理念に掲げ、未利用資源の再生や循環の実現に向けたバイオものづくりの先駆者です。未利用バイオマスや微生物データベース、発酵アップサイクル技術を活用し、フードロスといった課題解決に取り組んでいます。

地元である岩手県奥州市に自社工場を設置していることで、開発から製造までの一貫体制を整えています。製造過程で生じる発酵副産物も他の製品(化粧品原料や肥料など)に活用され、廃棄物削減を目指した循環型モデルが確立されています。

また、企業活動が地域社会や環境、従業員に利益をもたらすモデルを追求する"B Corp 認証"を取得し、経済産業省から"J-Startup"および"J-Startup Impact"に選定されています。未来につながる持続可能な社会の実現に向けて、ファーメンステーションの取り組みは進化し続けています。

詳細情報



このニュースに関するお問い合わせは、株式会社ファーメンステーションの渡辺 麻貴までお願いします。お問い合わせ先: [email protected]



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