株式会社ファンケルが健康経営優良法人に認定
株式会社ファンケルは、2023年3月10日、経済産業省が認定する「健康経営優良法人」に選ばれました。この認定は、従業員の健康を重視した経営が評価された結果であり、同社の長年の取り組みが実を結んだ形です。
健康経営の重要性
健康経営とは、企業が従業員の健康を経営の重要な基盤と位置付け、戦略的に健康管理を実践することを指します。ファンケルは「従業員の健康は、企業の未来を守る」との信念のもと、積極的な健康経営を推進してきました。具体的には、従業員のプレゼンティーイズム(出勤はしているが健康問題で業務能率が低下する状態)やアブセンティーイズム(病気休業)の低減、さらにはワークエンゲイジメント(仕事への関与度)の向上を目指しています。
継続的な取り組み
ファンケルは2017年から9年連続でこの認定を受けており、特に大規模法人部門(ホワイト500)において一社として評価を得ています。ここでは、メンタルヘルス対策としてストレスチェックの集団分析を活用し、管理職向けに職場環境改善セミナーを実施しています。これにより、従業員が健康的な環境で働くための支援体制を強化し、健康リスクを低く抑える結果につながっています。
健康促進イベント
また、運動習慣を促進するための取り組みも行っています。社内イベント「歩き方教室」や「体力測定会」など、参加しやすいプログラムを設けることで、従業員が日常的に身体を動かすきっかけを提供しています。これにより、フィットネスへの興味を喚起し、健康維持の意識を高めています。
女性特有の健康課題への対応
さらに、ファンケルは女性特有の健康課題についても注力しています。全従業員を対象にした動画セミナーを実施し、女性の健康問題に関する知識を深める機会を提供しました。このような取り組みは、従業員の健康意識を高めるだけでなく、職場の文化を変える万全な支援と考えています。
評価と今後の展望
これらの施策によって得た健康管理の効果を数値化し、維持・改善ができたことが評価され、健康経営優良法人として認定されました。ファンケルグループのスローガン「私たちが美しく健やかであること。それが何よりの証明です」に基づき、今後も従業員一人ひとりがその理念を実践し、会社全体としても健康経営を重要な経営課題として位置付けて取り組んでいく方針です。
健康経営は、企業の成長を支える重要な要素です。ファンケルの先進的な取り組みが、今後の健康経営のロールモデルとなることを期待しています。