フェンディ、ハイジュエリー新作「オーダルティフィス」で魅せるローマの美

フェンディが手がける魅惑のリュクスコレクション

フェンディが6月下旬、パリで新作ハイジュエリー「オーダルティフィス」を発表しました。このコレクションは、フェンディの創立100年を記念したものであり、古代ローマが持つ美しさや贅沢さを称賛する作品となっています。中でも、ジュエリーアーティスティックディレクターのデルフィナ・デレトレズ・フェンディが手掛けたデザインは、ローマの噴水からのインスピレーションを基にしています。

古代ローマの水の美しさを表現

コレクションには、ローマの地下水道と広がる庭園の美が詰まっています。トレビの泉からティボリのヴィッラ・デステまで、ローマの壮大な噴水のデザインが「オーダルティフィス」に生かされており、その魅力は歴史とともに流れています。

この新作は、3つのパリュール（ジュエリーセット）と重要なカクテルリング、さらに特別な100周年記念ネックレスが含まれています。それぞれのアイテムは、パリのハイジュエリーアトリエで製作され、ダイヤモンドと宝石を用いたモノクロームの表現が見どころです。

作品に込められたストーリー

デルフィナ・デレトレズ・フェンディのデザインは、イタリア古典主義とケネス・アンガーの1954年短編映画「オーダルティフィス」からの対話の中で生まれました。女性らしさと流動性が共存するコレクションは、ローマらしいエスプリを感じさせます。アンガーの映画では、ミューズが噴水の水を受けて幻想的に舞い、まるで水と石の影絵のような美しさが映し出されています。このコレクションは、水の無限の可能性を祝福しています。

魅力的なデザインの数々

「オーダルティフィス」は、透明感あふれる色彩をお楽しみいただけます。モザンビーク産のルビーやコロンビア産エメラルドなど、多彩な宝石が使用され、ローマの庭園の変化し続ける美しさを表現しています。鮮やかなトパーズやピンク・イエローのサファイアもそのデザインに加わり、フェンディの伝統が息づいています。

特に注目すべきは、100周年記念ネックレスです。この作品の中央には、20.25カラットのイエローダイヤモンドがあり、一つ一つの宝石がフェンディの歴史を象徴しています。斬新なデザインと洗練された職人技が見事に表現されています。

さらに、各種のリングやブレスレットも登場し、ブルーのサファイアとホワイトダイヤモンドが織りなす印象的なアクセサリーが目を引きます。「オバート」ブレスレットや「フォルトゥナ」ネックレスなど、どれも独自の美しさを誇ります。

フェンディの世界に浸り込む

この新作ハイジュエリーコレクションは、古代の噴水からインスパイアを受けた芸術的な仕上がりです。ジュエリーを通じてローマの歴史を感じることができるこのコレクションは、まさにフェンディの美学の真骨頂。他にはない魅力を秘めた「オーダルティフィス」をぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。

新しい時代を迎えるフェンディのハイジュエリーは、歴史の重厚さとアートの革新を見事に両立させています。あなたのジュエリーボックスに加え、新たな存在感を放つフェンディの新作は、間違いなく特別なアイテムになるでしょう。