株式会社ALBAの革新的な取り組み
京都にて長年にわたる歴史を持つ
株式会社ALBAは、2025年に開催される日本最大級の国際インテリア見本市「
JAPANTEX 2025」に出展することが決まりました。この展示会は、テキスタイルデザインの未来を探求する絶好の機会となります。ALBAは、伝統的な技術と最新のデジタルデザインを融合させ、日本のテキスタイル文化を次世代に繋げる活動を推進しています。
JAPANTEXにおけるALBAのビジョン
JAPANTEXは、各国のデザイナーやテキスタイルメーカーが集う場であり、最新のデザインや製品が一堂に会する貴重な機会です。ALBAは、この国際舞台を通じてテキスタイルデザインの素晴らしさを広め、そのプロセスの美しさや職人の思いを伝えることを目指します。デザインの背後にある“目に見えない”創造の過程に光を当て、来場者に体験してもらうことで、テキスタイルの魅力を再発見してほしいと考えています。
京都の伝統を生かし、現代のデザインへ
株式会社ALBAは、2004年の設立以来、30を超えるアパレルブランドと協力し、さまざまなデザインを手がけてきました。伝説的な日本の花柄や幾何学模様、自然のモチーフを使った革新的な表現方法がALBAの得意分野です。手描き技術を基盤としつつも、Photoshopやデジタルペインティングといった最新技術も駆使し、暖かな質感と精密さを両立させたスタイルで高評価を得ています。
図案家の価値を再認識
ALBAの今回の出展の最大のテーマは、「
図案家という仕事の重要性の再認知と次世代へのつなぎ」。近年、国内で図案家やデザイナーの数が減少していることを受け、手描きの技術や文化の重要性を見直す必要性が高まっています。ALBAは、その危機感を持ちながら、テキスタイルデザインを単なる「産業」ではなく、「文化」として再評価し、次世代に伝える取り組みを行っています。来場者には、図案家の持つ観察眼や美意識、手仕事の重要性を感じてもらいたいと考えています。
展示内容の魅力
ALBAのブースでは、以下の内容が予定されています:
- - ライブペインティング実演:図案家が実際に描く姿を間近で観察できる貴重な体験。
- - 制作過程の映像上映:テキスタイルデザインの制作過程を知ることができます。
- - 新作テキスタイルデザインの展示:最新のデザインを直接見ることができる機会。
- - 対話ゾーン:デザイナーやバイヤーと気軽に相談できるスペースも確保されています。
若手デザイナーへのメッセージ
ALBAは、若手デザイナーや学生に向けた新しい機会創出にも力を入れています。テキスタイルデザインに情熱を持つ人材を育成するため、実際の制作現場での学びを提供し、業界全体で手を取り合う体制を築いていくことを目指しています。テキスタイルデザインを職業としてだけでなく、生き方として捉えることができるようなキャリア支援を行っています。
代表者の思い
株式会社ALBAの代表、安田信之氏は「私たちはこれまで多くのアパレルブランドの裏側で“柄づくり”に携わってきました。しかし近年、図案家という職業の存在が知られなくなりつつあることに強い危機感を感じています。日本の布文化を支えてきたのは、職人たちの目と手による感性の積み重ねでした」と語ります。この言葉には、未来への強いメッセージが込められています。
展望へ
ALBAは、
JAPANTEXでの発信をもとに、デジタルアートと手描き図案の技術を駆使し、さらなるクリエイティブな価値を追求します。これからも、京都で築いた感性と技術を活かしながら、新たなデザイン文化を創造し続けることを約束します。