大正大学のゼミで探るビクター看板犬ニッパーの魅力
2025年夏、大正大学の表現学部で特別なゼミナールが開催されました。このゼミのテーマは、ビクターエンタテインメントの看板犬“ニッパー”で、ビクターとのコラボレーションが実現しました。このプロジェクトでは、学生たちがニッパーのプロモーションを考える課題に取り組みました。
ゼミに参加したのは15人の学生たち。初めに、ビクターエンタテインメントの代表から企業の紹介やニッパーについての説明が行われ、その魅力について理解を深めました。ニッパーは、ビクターの象徴として広く知られている犬で、愛らしい姿とストーリーは多くの人々に親しまれています。
学生たちは5つのグループに分かれ、それぞれのチームでアイデアを考えていきました。途中、オンラインでの中間発表が行われ、各グループのプレゼンテーションに対して、ビクターの社員からフィードバックが寄せられました。この段階で、学生たちは自らのアイデアを磨き上げるチャンスを得たのです。
そして7月31日、最終発表の日を迎えました。各グループが考えたプロモーション企画や映像コンテンツの絵コンテが発表されると、その内容は多角的で創造的でした。食品や動物関連企業とのコラボレーション提案、ライブイベントでの実施案などが次々と紹介されました。特に、ニッパーのストーリーを基にした映像コンテンツが、新たな目を引くアイデアとして注目を集めました。
参加した学生たちは、各自の取り組みに手応えを感じ、感想を共有しました。「アイデアを詰め込み過ぎないよう工夫した」「ニッパーに対する愛着が格段に深まった」といった声が上がり、プロジェクトが彼らにとって貴重な経験となったことが伺えます。今回の研究を通じて、ただの犬のキャラクターではなく、愛すべき存在としてのニッパーの魅力を再発見したようです。
ビクターエンタテインメントでは、学生たちが提案した様々なアイデアを今後のプロモーションに活かし、さらにニッパーの魅力を広めていく方針です。また、教育機関や地元の企業との連携を通じて、地域社会貢献にも努める姿勢を示しています。
大正大学の教育理念
大正大学は、四つの宗派が協力して運営する大学として知られています。1926年の設立以来、「智慧と慈悲の実践」を掲げ、仏教精神に根ざした教育を展開してきました。教育課題では、「慈悲・自灯明・中道・共生」というビジョンを大切にし、地域社会の役に立つ人材を育成しています。特に、最新の地域戦略人材育成に関する事業が文部科学省に採択されるなど、その取り組みは評価されています。
これからも、大正大学とビクターエンタテインメントの連携が新たな可能性を開き、多くの学生や地域に影響を与え続けることでしょう。