自然共生サイト認定
2025-02-28 14:34:49

シャトー・メルシャン 城の平ヴィンヤードが自然共生サイトに認定されました

シャトー・メルシャン 城の平ヴィンヤードが環境省に認定されました



山梨県に位置する「シャトー・メルシャン 城の平ヴィンヤード」は、2023年2月27日に環境省から自然共生サイトとして認定を受けました。この認定は、キリンホールディングス株式会社が進める環境保全活動の一環であり、これで「城の平ヴィンヤード」は二例目となります。今回は、同社が進めている自然共生の取り組みや、ワイン生産の背景をご紹介します。

自然共生サイトとは?



自然共生サイトは、環境省が生物多様性の保全を図るために設けた制度で、民間や自治体が所有する生物多様性の高い地域が対象です。2022年に開催された生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)では、2025年までに世界の陸地と海の30%以上を保全地域とする「30by30」という目標が採択されました。

「城の平ヴィンヤード」の環境保全への取り組み



「城の平ヴィンヤード」は1984年から、棚栽培から垣根仕立てのブドウ畑へと転換し、持続的な管理を行うことで在来種や希少な草原生態系を育む場となっています。これにより、二次的自然が形成され、豊かな生態系が育まれています。その過程で得られた生態系調査結果をもとに自然共生サイトへの申請が行われました。

事業としての持続可能なワイン生産



「城の平ヴィンヤード」は、単なる観光農園ではなく、農産物を生産する事業でもあります。自然共生サイトとして認定されたことは、事業を通じて生物多様性を守る「ネイチャー・ポジティブ」の取り組みを示す重要なステップです。「シャトー・メルシャン」は、世界に通じる品質のワインを安定的に生産するために、質の高いブドウの栽培を追求しています。自社管理畑を増やすことにより、持続可能な生産体制を築くことに力を入れています。

「城の平ヴィンヤード」の魅力あるワイン



このヴィンヤードでは、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルローなど、様々なブドウを栽培。特に、アイコンワインである「城の平Ortus(オルトゥス)」は、ラテン語で「起源」を意味し、メルシャンのブドウ栽培の源流として特別な存在です。あたたかな日差しを受け、冷涼な気候が育むワインは、深い味わいが特徴です。現在販売中の主なワインには、「シャトー・メルシャン 城の平 オルトゥス 2019」、「町の平 2018」、「町の平 ロゼ 2020」があります。

環境への思いを形に



キリングループは、環境に関するさまざまな問題に対して総合的なアプローチを取っています。生物資源や水資源、気候変動など、複合的な環境問題に挑み、持続可能な未来へ向けた取り組みを続けています。また、環境ビジョン2050に基づき、未来の世代が豊かな地球の恵みを享受できるよう努めています。

最後に



「シャトー・メルシャン 城の平ヴィンヤード」が環境省の自然共生サイトとして認定されたことは、持続可能な社会に向けた重要な一歩です。これからも、自然と人の共生を実現するための努力が続けられていくことでしょう。私たちも、その一部としてこのワインの魅力を楽しみ、その良さを広めていきませんか。


画像1

画像2

関連リンク

サードペディア百科事典: シャトー・メルシャン 環境省 自然共生サイト

トピックス(グルメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。