特別防犯支援官に就任した有名人たち
2025年5月9日、船越英一郎氏、的場浩司氏、山田純大氏が警察庁から特別防犯支援官に任命されました。これにより、彼らは特殊詐欺の防止活動を行う「SOS47」のメンバーに加わり、全国の被害者を守るためのメッセージを届けることになります。
船越英一郎氏の決意
船越氏は今回の委嘱にあたり、「特殊詐欺は決して他人事ではない」と力強く語りました。彼は自身が培った演技力やドラマ経験を活かし、特にインフォーマルな場で防犯メッセージを広めたいとしています。彼によれば、特殊詐欺の手口はますます巧妙化しており、今や映画の世界以上にリアルな危険が潜んでいると警鐘を鳴らしました。「この問題についてまず知識を深めることが重要です」と彼の呼びかけには重みがあります。
また、船越氏は「詐欺は単にお金の損失だけでなく、時間や信頼をも奪う恐ろしい犯罪です。迅速に行動を!」と訴え、被害に遭わないための重要な一歩を促しました。
的場浩司氏の体験
的場氏は、ご自身も詐欺未遂に遭遇した経験を紹介し、「本当にこの被害が身近に迫っていると感じた一例です」としみじみ語りました。最近の特殊詐欺被害の多くが国際電話を利用している現状を指摘し、特にその対策として「国際電話停止の申し込みをしてほしい」と具体的な行動を促しました。これは受け身ではなく、積極的に対策を講じることの重要性を強調しています。
山田純大氏の呼びかけ
山田氏は、「まさか自分や身近な人が被害に遭うとは思わなかった」とし、自身の周囲でも話題に上る詐欺事件の増加に恐怖を感じていると告白しました。彼の意見は「防犯にはみんなの協力が必要」です。地元の飲食店での会話など身近なところで、どんどん詐欺について話をすることが重要と話します。「自分は大丈夫だろうという思い込みを捨て、常に警戒してほしい」と語り、警察のメッセージを信じるのではなく、自ら近くの警察に相談することの大切さを強調しました。
SOS47とは
「SOS47」とは、特殊詐欺の被害を減少させるために全国の47都道府県警察と協力し、知識と対策を広めるプロジェクトです。この活動を通じて、彼らは詐欺被害の拡大を防ぎ、家族や友人を守るために啓発を続けています。
この特別防犯支援官に任命されたことで、船越氏、的場氏、山田氏は自らの影響力を最大限に活かし、特殊詐欺に対抗する姿勢を強化しています。今後の活動に注目が集まります。