海外の和食ブームが後押しする日本の水産物出口
日本産水産物の人気は、国内に留まることなく、今や世界中に広がっています。健康意識の高まりと共に、特に和食への関心が高まる中で、国際市場で日本の海の恵みが強く求められています。この流れを受けて、2025年12月3日から5日の3日間、幕張メッセにて開催される「第11回 “日本の食品”輸出EXPO」は、注目のイベントとなります。
ホタテ貝の輸出成長
このEXPOのハイライトの一つとして、ホタテ貝の輸出が挙げられます。2025年度上半期のデータによると、ホタテ貝の輸出額は前年同期比で109億円の増加を記録しています。特に米国市場では、現地のホタテ握りの減産や日本食のブームが続き、ホタテの需要が急増しています。また、アジア市場でも中国が日本産水産物の輸入を停止した事により、ベトナムやタイへの輸出が増加傾向にあるとのこと。
EXPOでの出展製品
EXPOでは、ホタテ以外にも様々な水産物が展開されます。例えば、以下のアイテムが出展予定です:
- - 冷凍ホタテ片貝 きゅういち株式会社
- - 殻付酒むしほたて貝 株式会社ともや
- - 冷凍殻付き牡蠣 クニヒロ株式会社
- - 冷凍片貝牡蠣 有限会社アラコウ水産
- - 養殖ハマチ 成田市公設地方卸売市場
- - 冷凍さわら刺身 浜田シーフーズ&グロサリ輸出促進協議会
- - さば水煮 清水食品株式会社
これらの製品に加え、和牛や抹茶、調味料、そして酒など、日本が誇る多様な食品が一堂に会します。
国内外のバイヤーとの交流
会場には、国内外から様々なバイヤーが集い、日本の水産物の魅力を探します。出展企業の担当者に直接インタビューする機会も設けられており、各社のこだわりや製品の背景を知ることができる貴重な場となるでしょう。特に、ホタテの輸出が成長を続けている今、実際にその生産者や流通業者の声を聴けることは、多くの人にとって価値のある体験となります。
終わりに
この展示会は、日本の食品が国際舞台でどのように評価され、発展していくかを示す重要なイベントです。来場者は、日本の海がもたらす恵みを直接体験し、その魅力を実感できるチャンスです。ぜひ、多くの方々に足を運んでいただき、これからの日本の水産物が世界でどう反映されていくのかを見届けてもらいたいと思います。
展示会概要
- - 会期: 2025年12月3日(水)~5日(金)
- - 時間: 10:00~17:00
- - 会場: 幕張メッセ
- - 主催: RX Japan株式会社
- - 公式HP: 日本食品輸出EXPO
取材の申し込みについては、公式サイトを通じて承っています。事前のスケジュール調整も可能ですので、ぜひご検討ください。