パリファッションウィークでのシュウ ウエムラの魅力的なメイクアップ
2025年10月1日、パリファッションウィークにて、シュウ ウエムラが特別な役割を果たしました。日本発のメイクアップアーティストブランドであるシュウ ウエムラは、上海と香港を拠点に活動するデザイナー、キャロライン・フーによるショーでのバックステージメイクアップを担当しました。このコラボレーションによって、シュウ ウエムラの国際的なセンスと、キャロライン・フーの独自のデザインが融合し、注目の的となっています。
メイクアップアーティストが魅せる新しい美の可能性
シュウ ウエムラのインターナショナル アーティスティック ディレクター、ウチイデ氏が手掛けた今回のメイクアップは、キャロライン・フーのコレクションテーマ「破壊とロマンス」を基に構築されました。愛の二面性をテーマにしたこのコレクションは、エモーショナルなルックとスタイルを通じて、既存の美のルールを覆そうとしています。
作り上げた二つのルックは、明確な対象を持たずに印象的な美を引き出しています。一つ目は、下まぶたにレッドのアイシャドウを広めにぼかすことで、感情的でありながら女性らしさを引き出すスタイルです。一方、二つ目のルックでは、曖昧ににじんだチェック模様のリップが印象的で、その新しさが際立ちます。このメイクアップはシュウ ウエムラのアーティストたちによる“最後のひと筆”で、キャロライン・フーのコレクションに命を与え、見る者に強烈な印象を残します。
キャロライン・フーの独自なビジョン
キャロライン・フーは、2019年に設立されたウィメンズウェアブランド「Reverie by Caroline Hú」の創始者であり、デザインへのアプローチは日常のロマンティシズムを重視しています。ニューヨークと上海の2つの拠点を持つ彼女は、革新的な構築美を追求し、女性の自立や意識を再定義するためのスタイルを創り出しています。彼女の作品は、見た者に新鮮な視点を提供し、ロマンティックでありながらも現代的な美意識を感じさせます。
フーの評価と業界での地位
キャロライン・フーは、ロンドンのセントラル・セント・マーチンズで学士号を取得後、ニューヨークのパーソンズ美術大学で修士号を取得しました。その後、LVMHプライズのファイナリストに選出され、BoF China Prizeの初代受賞者となるなど、高い評価を受けています。また、彼女のデザインはニューヨーク・メトロポリタン美術館のコスチューム・インスティテュートにも収蔵され、その実力を証明しています。
シュウ ウエムラのブランドの歴史とDNA
シュウ ウエムラは1967年に誕生した日本発のメイクアップアーティストブランドです。その創始者、植村秀氏は「美しいメイクアップは、美しい素肌からはじまる」という理念を持ち、メイクアップとスキンケアの融合を目指しました。現在もその思想は受け継がれ、シンプルでありながらも個性的な美の形を提案し続けています。
シュウ ウエムラは、多彩な色展開や製品が特徴で、世界中のビューティファンから愛されています。また、プロフェッショナルメイクアップアーティストとしての精神を持ち合わせ、全てのメイクアップには歴史や理論が存在することを大切にしています。シュウ ウエムラの様々な製品は、東京の表参道旗艦店「シュウ トウキョウ メイクアップ ボックス」をはじめ、全国の百貨店で手に入れることができます。
まとめ
パリファッションウィークでのシュウ ウエムラによるメイクアップは、キャロライン・フーとのコラボレーションによって新たな美の表現を具現化しました。エモーショナルでありながら遊び心にあふれるデザインは、見る者の心を捉え、その背後にあるストーリーをも感じさせるものとなっています。これからのパリファッションウィークでのシュウ ウエムラの活動に注目です。