30-DELUX Special Theater 2025『デスティニー -アドラメレクの鏡-』
2025年4月18日から27日の期間、東京のサンシャイン劇場を皮切りに、福岡、大阪、愛知、埼玉と続く全国ツアーが行われる『デスティニー -アドラメレクの鏡-』。この作品が、12年ぶりに再演されるということで、期待が高まっています。今回は主演の佐藤アツヒロさんと、脚本・演出を手掛ける清水順二さんへのインタビューを通して、その魅力や意気込みを伺ってきました。
12年の時を超えた熱い舞台
30-DELUXは「笑って、泣けて、考えさせられて、かっこいい」をテーマに、和洋のパフォーマンスを融合させた作品を数多く上演してきました。清水さんは、演劇の中にハリウッド映画の迫力やアニメのキャラクター性を取り入れることに情熱を注いでいます。『デスティニー』は、そんな彼らの特徴を最大限に生かした作品です。観客は、楽しいだけでなく、感情を揺さぶられ、考えさせられる体験ができることでしょう。
劇団に誇りをもたらす重要な作品
初演時には東日本大震災の影響を受けるという困難な状況を乗り越え、数多くの希望を届けたこの作品。清水さんは、観客からの「来てよかった」という言葉が印象に残っているそうです。この再演は、劇団の結成10年目を迎える大きな転機でもありました。
佐藤さんは当時の苦労や感動を振り返り、久々に再演が実現することの意味を感じていると語ります。彼にとって、12年前の自分を乗り越えた挑戦での再演でもあるのです。
複雑なキャラクターに挑む
今回、佐藤が演じるのは戦時下に悪魔の声を聞く男、ジンというキャラクターです。彼は「死にたくない」という一心で悪魔と契約し、命を救われた代わりに半分悪魔として生きることになります。彼の葛藤と成り上がりの物語は、観客に深い共感を呼び起こすことでしょう。
清水さんは、この葛藤を鏡というモチーフを使って視覚的に表現する予定だと言います。新しい仲間との共同制作を通じて、より深く掘り下げた作品に仕上げる意気込みです。
みんなの意見を尊重する舞台作り
再演を迎えるにあたって、佐藤さんは演出や制作の裏方を知ることで、チームワークの重要性を理解したと話します。今作では、引き続き横のつながりを大切にして、皆の意見を集めてより良いものを作り上げることを目指しています。
清水さんも、監督を経験したことで、キャストとスタッフ双方のコミュニケーションを深めることができるようになったと語ります。彼の言葉にある「みんなが納得できる場所を探す」という姿勢が、新たな作品にどのように反映されるのか期待が高まります。
公演詳細情報
公演の詳細は公式サイトをご覧ください。チケットは2025年1月25日より一般発売されます。観劇を通じて、再び心を揺さぶる感動体験を得てみてはいかがでしょうか。公式サイトのリンクは
こちら。