地域防災力強化に向けた新たな取り組み
株式会社サンコーが和歌山県と締結した「災害時の物資の調達等に関する協定」についてご紹介します。これは、2025年10月31日に発表された重要な協定で、災害時における救助物資の迅速な供給と平時の防災啓発活動を通じて地域の防災力を向上させることを目的としています。
協定の背景
近年、地震や豪雨などの自然災害が増える中で、迅速な物資供給体制が求められています。サンコーは防災用トイレや備蓄関連商品を開発・提供し、自らの技術と知識を市民に還元することに取り組んできました。また、自治体や学校と連携を行い、地域の防災に関する啓発活動も行っています。このような背景から、今回の協定に至ったのです。
具体的な取り組み
この協定により、災害発生時には県からの要請に基づき、サンコーが日用品や災害用の応急対策に必要な物資を速やかに提供できる体制が整えられます。特に携帯トイレに関しては、60万回分の備蓄を平時から確保しており、必要な時にすぐに使用できる準備が整っています。
さらに、サンコーは和歌山県の防災啓発活動に協力し、啓発用の携帯トイレ3,000回分を寄贈しました。これにより県民の防災意識を高め、地域の安全を実現することを目指しています。
将来的な展望
サンコーは今後も物資の支援や運搬活動だけでなく、県民への防災・備蓄の促進活動にも参加し、「モノの備え」と「ココロの備え」という両面から防災意識を高めるための活動を行っていく予定です。地域の防災文化を醸成し、すべての人々が安心して暮らせる環境を作ることが目的です。
代表者の意気込み
株式会社サンコーの代表取締役、角谷太基氏は、「地域の皆さまのために、災害に強いまちづくりに貢献できることを大変光栄に思います。これまでも防災トイレの普及や各種啓発活動を行ってきましたが、今回の協定をきっかけに、さらに地域社会に根ざした支援を強化してまいります。」と述べています。彼は、”暮らしに寄り添ったものづくり”を通して、災害時にも安心を届ける企業であり続けると力強く語りました。
会社概要
サンコーは和歌山県海南市に本社を持ち、掃除・防災・ペット用品などの生活サポート用品を開発、製造、販売しています。「おしっこ吸う~パット」シリーズは特に人気で、販売実績は約100万個に達しています。サンコーは今後も、地域に寄り添いながら安心できる製品を提供し、豊かな社会の実現に貢献していく所存です。詳細は
公式サイトをご覧ください。