ロッテが行う新しい食育プログラムのご紹介
2023年5月、東京ビッグサイトで開催された教育分野の展示会「EDIX東京」への出展を通じて、ロッテが新たな食育プログラムを発表しました。このプログラムは、企業独自の知見やデータを活かし、探究学習やDX(デジタルトランスフォーメーション)教育の課題解決を目指す挑戦です。教育関係者たちを惹きつける内容から、ロッテの思いや取り組みの詳細をお伝えします。
新しい教育プログラムの内容
ロッテのプログラムは、複数の実践的な授業を通じて構成されています。これらの授業はすべて、ロッテの社員が講師をつとめます。以下に、具体的な内容を紹介します。
1. データサイエンス授業
この授業は、マクロミル社の協力のもと、実際の消費者購買履歴データ「QPR」を活用するプログラムです。生徒は、自らをロッテのマーケティング担当者に置き換え、データ分析を行います。誰が、いつ、何を、どれだけ、いくらで購入したのかという具体的な情報を元に、商品の販売戦略を考える体験が得られ、結果としてデータの活用方法と意思決定プロセスについての理解を深めます。
2. 新商品開発の探究授業
生徒たちは、ロッテの実際の商業活動に基づいた授業を体験します。これにはターゲット設定からアイデア出し、さらにはパッケージデザインやCM制作などのステップが含まれています。彼らは実際に身近なお菓子を題材に、ゼロから新しい価値を創出するプロセスを学ぶことで、論理的思考力や創造力を養います。
3. 地方創生の探究授業
東急株式会社との共同プログラムで、地域の特徴を生かした商品開発を行います。生徒たちは、ロッテのノウハウを用いて「その地域のファンを増やすお菓子」を企画することで、多角的な視点から地域課題に取り組む機会を得ます。
背景と目的
ロッテが新たにスタートしたこれらのプログラムは、教育現場で進められている探究学習の重要性や、DX教育の必要性に応えるものです。現在、多くの教育機関は「探究学習の教科書がない」「ICTを活用できる人材が不足している」といった深刻な問題に直面しています。ロッテは独自の資産を活用して、これらの課題解決を図り、社会と結びついた魅力的な授業形態を実現しています。
実際に授業を受けた教育者からは「ロッテの身近な企業との連携が、生徒たちのモチベーションを高めた」というフィードバックが寄せられています。このような取り組みは、全国各地に広まり、教育現場の課題に対する解決策の一助となることを目指しています。
ロッテのサステナビリティ目標
本プログラムについて、ロッテのサステナビリティ推進部の金澤直樹氏は、食育の重要性や新しい教育プログラムの意義について言及しています。「当社は食の知識を深める活動を通じて、経験やスキルを社会に還元し続けることが重要です。このプログラムは、探究的な学びを支え、未来ある子どもたちの成長に貢献することを目的としています。」と語ります。
ロッテは『ロッテ ミライチャレンジ2048』を掲げた持続可能性経営を推進し、2028年には社員の食育活動参加率20%以上を目指すとともに、2038年までに経験やスキルを社会に還元する目標を持っています。
本プログラムは、単に食育を提供するだけでなく、子どもたちの学びに新たな可能性を開く挑戦です。彼らが未来を見据えたスキルや知識を身につけることで、より良い社会の構築に寄与することを願っています。