プラズマクラスター技術で『VALORANT』eスポーツパフォーマンス向上を証明

プラズマクラスター技術で「VALORANT」選手が進化

プロeスポーツチームとの共同研究

シャープは、西日本工業大学の古門良亮准教授と九州産業大学の萩原悟一教授、そして株式会社戦国と手を組み、プラズマクラスター技術の新たな可能性を探る研究を行いました。この研究では、プロeスポーツチーム「QT DIG∞」の協力を得て、シューティングゲーム『VALORANT』を通してその効果を検証しました。

パフォーマンス向上の実証

今回実施された実証では、プロのeスポーツ選手たちを対象に、プラズマクラスター技術の影響を評価しました。選手たちは、プラズマクラスターの照射がある状況とない状況でプレイし、その結果は非常に興味深いものでした。

「照射あり」の条件でプレイした選手たちは、与えたダメージ量の指標であるADR（Average Damage per Round）が、照射なしの状態と比較してチーム平均で18ポイント上昇。この数値は、試合結果に大きな影響を与える要素であるため、プラズマクラスター技術の有効性を証明する重要な結果となりました。また、相手を倒した数と自分が倒された数の比率であるK/D（Kill/Death ratio）も、チーム平均で0.17ポイント向上しました。

eスポーツの新たな可能性

この研究の成果は、eスポーツが若年層を中心に急速に普及している中で、プラズマクラスター技術が認知能力や作業効率の向上に対しても寄与する可能性を示唆しています。最近では、教育や健康分野にもその応用が期待されています。

未来への展望

シャープは、プラズマクラスター技術をさらに発展させ、新たな応用分野を見つけることに注力していく計画です。ゲームプレイ時のパフォーマンス向上の他にも、健康促進や教育サポートといった面で、この技術がどのように社会に貢献できるかを模索しています。

これからの研究成果がどのような形で実を結ぶのか、目が離せません。eスポーツとテクノロジーの融合がもたらす新たな未来に、私たちも期待を寄せたいところです。