TASCAM Sonicviewシリーズの最新アップデート情報
デジタルミキサーの世界に新たな風を吹き込む『TASCAM Sonicviewシリーズ』が、ファームウェアV2.0.0にアップデートされました。新機能の追加により、音響スタジオや放送局での活用が一層広がります。今回は、このアップデートによる魅力や特徴について詳しく解説します。
新機能のポイント
まず、新たに導入されたオプションカード『IF-ST2110』に注目しましょう。このカードがあることで、TASCAM Sonicview本体をSMPTE ST 2110規格に対応させることが可能になり、したがってIPスタジオシステムでの活用が容易になります。この対応によって、従来よりも高性能な音声ミキシングがリーズナブルな価格で実現できるようになりました。
さらに、Ember+によるネットワーク経由での制御やSNMPによる監視機能の搭載が嬉しいポイントです。このような新機能の数々は特に放送局にとって非常に評価が高く、2024年のINTERBEE AWARDでは名誉あるグランプリを受賞しました。
ゲインシェアリング式オートミキサー機能
V2.0.0のアップデートでは、オートミキサー機能も新たに追加されています。この機能により、4つのグループが設定可能で、それぞれのグループ毎に異なるミックスを独自に作成することができます。特に、パネルディスカッションやイベントなど、複数の参加者の発言がある場面で、音声の管理が非常にスムーズになります。
加えて、特定のチャンネルの音声レベルを調整できるWEIGHT機能や、発言優先を設定できるPRIORITY機能も搭載されており、リアルタイムでの状況に応じた音声処理が可能となります。
スタイリッシュなデザインと高性能
TASCAM Sonicviewシリーズは、その小型でスタイリッシュなデザインが特徴です。設置する場所を選ばず、可搬性も優れています。また、低I/Oレイテンシーと高音質は、プロフェッショナルの現場での使用に適しており、さらに信頼性の高いシステムを提供します。放送局のみならず、スタジオや中継、車載用途など、様々なシチュエーションでの活用が期待できる製品です。
まとめ
今回のファームウェアアップデートにより、TASCAM Sonicviewシリーズはさらにその利便性が向上し、放送業界での活用が大いに期待されます。新たに追加された機能たちは、特に多機能性の高いミキサーを求めるプロフェッショナルたちにとって大きな助けとなることでしょう。
詳細なファームウェアや製品情報については、
こちらのリンクからご確認ください。また、プロフェッショナルオーディオ界の新たなスタンダードとなることを期待しています!