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米ぬか由来のフィチン酸、驚きの美容効果

築野グループ株式会社が、米ぬかから抽出したフィチン酸の美容効果に関する研究成果を発表しました。この研究は、学術誌『応用薬理』に掲載され、フィチン酸の肌へのポジティブな影響が注目を集めています。

フィチン酸の美容効果とは？

フィチン酸はこれまで、自然のキレート剤として広く利用されていましたが、美容分野に関する研究はあまり行われていませんでした。しかし、最近の研究によって、フィチン酸が色素沈着を改善するだけでなく、肌の弾力やしわ、キメを整える効果もあることが明らかになりました。

研究では、0.5%のフィチン酸を配合したクリームを開発し、健常な女性によるプラセボ対照の単盲検試験を実施。このクリームを使用した結果、フィチン酸配合のクリームを塗布した部位では、メラニンの指標や肌の弾力、しわ、キメが有意に改善したことが確認されました。また、被験者が回答したアンケートでも、シミやくすみ、肌の健康に関する項目での改善が見られました。

この結果は、フィチン酸が美容効果に関して新たな可能性を秘めていることを示唆しています。

米ぬかの高度有効利用

築野グループ株式会社は、創業以来長年にわたり、米ぬかの成分について研究を行ってきました。米ぬかは精米時に生じる副産物であり、これを出発点にしてこめ油の製造やファインケミカル、オレオケミカル事業を展開しています。非食用部分や副産物を100%活用し、食品や化学、医療、化粧品など多様な分野に新しい価値を提供しています。

さらに、米ぬかが持つ健康と美の機能を活かした新製品の開発にも力を入れており、SDGsの観点からも持続可能な社会の実現を目指しています。特に、廃食用油のリサイクル技術を活用して、地球環境への配慮も大切にしています。

まとめ

米ぬか由来のフィチン酸が示す美容効果は、特に色素沈着の改善や肌のエイジングケアにおいて期待されており、今後の研究がますます楽しみです。築野グループの取り組みは、古来から親しまれてきた米ぬかの特性を活かしており、美容と健康に関心がある方にとって注目のポイントとなるでしょう。フィチン酸の可能性に期待しながら、次なる美容ケアに挑戦してみてはいかがでしょうか？

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