米沢の魅力を体感
2025-02-20 10:54:59

パリで輝く米沢の織物技術—360°よねざわオープンファクトリーの成果

パリで米沢の魅力を発信



2025年1月、世界的なファッションの祭典「パリファッションウィーク」に合わせて、米沢のものづくりを紹介するポップアップストア「360°よねざわオープンファクトリー in パリ」が開催されました。パリ・マレ地区に位置するサンポールは、歴史ある建造物に囲まれた人気エリア。この地で、米沢市の繊維産業に関わる企業が集まり、独自の技術と文化を持つ商品の数々を披露しました。

出展したのは、近賢織物有限会社、株式会社新田、株式会社nitorito、そして山口織物鷹山堂有限会社の4社です。彼らは米沢産の着物や帯、ファッションアイテムを展示・販売し、多くの訪問者の目を引きました。参加者からは生地に対する感嘆の声や、米沢の伝統文化に対する興味が寄せられ、視覚的にも触覚的にもその魅力を感じる機会となりました。特に、イスラエルのデザイナーやパリ在住の市民、学生たちの反応は率直であり、「見たことのない生地のパターンが魅力的」といった感想や、「日本文化の素晴らしさをもっと知りたい」との声が上がりました。

このイベントにおける意義は、単に米沢の製品を紹介するだけでなく、米沢という地域が持つ製造技術や創造性をパリの文化との融合の中で知ってもらうことでした。参加者たちは、天候にも恵まれたことから、行列ができる賑わいを見せました。さらに、来場者との交流の中で、現地のファッションや文化についての理解も深まったのではないでしょうか。

米沢の繊維産業の背景



雪と歴史の街として知られる米沢は、衣類を含む繊維産業が栄えています。江戸時代には米沢藩主だった上杉鷹山公が織物産業を奨励し、現在に至るまで伝統的な染織技術が継承されています。米沢の企業は、日本国内外のハイブランドと協業することで、その名声を高め、世界中で高く評価されています。このような背景から、米沢の繊維産業の技術と品質は、ファッション業界において欠かせない存在となっています。

イベントの成果と今後の展望



「360°よねざわオープンファクトリー in パリ」は、2日間で約100名の来場者を迎え、多くの感想を得ることに成功しました。その中でも、「日本の文化はパリでも広く知られており、素敵だと思った」という声が印象的でした。これからも、米沢の企業は地域全体での取り組みに手を組み、さらなる発展を目指して活動していくでしょう。観光地域づくり法人プラットヨネザワが企画運営を担い、今後は海外でのPR活動を視野に入れた取り組みを進めていきます。

次回の360°よねざわオープンファクトリーは2025年9月に予定されており、この成功体験を踏まえ、米沢のものづくりの魅力を国内外に広める場を作り続けることでしょう。私たちが大切にする日本の伝統技術を、これからも未来に向けて届けていくため、さらなる努力が求められます。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

画像14

画像15

画像16

画像17

関連リンク

サードペディア百科事典: 米沢織物 360°よねざわ パリファッション

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。