福井県池田町の「二十祭の式典」
2025年3月23日、福井県池田町で「令和7年池田町二十祭の式典」が開催されます。新成人を祝うこの式典は、社会人として自覚を持ち、未来へ自らの力で歩んでいくことを鼓舞する目的で行われます。しかも、今年は特別に、「木望の森100年プロジェクト」の一環として、町産材を使用した木製記念品が贈られることが決まっています。
杉の魅力を伝える「SUGI FRAME」
新成人には、杉の木目を活かした「SUGI FRAME」が贈呈されます。この製品には、成人のお祝いの気持ちを込めて、新成人本人の手書きの「二十歳の決意」が刻印されます。指定の製品は、池田町産の杉にアクリル板や磁石を組み合わせたもので、サイズはW155×D60×H200mmと使いやすいサイズ感です。
このSUGI FRAMEは、丸太から切り出された印象を与えつつ、新成人の数に合わせて並べることで一つの大きな輪を形成するようにデザインされており、小さな町ならではの温かみを感じさせます。
二十歳の決意を直筆で
新成人たちは式典前に、「二十歳の決意」をテーマにメッセージを提供するようお願いされており、これらは全て手書きでフレームに刻印される予定です。この工程を通じて、贈られた一つ一つの作品には新成人自身の想いや意志が込められるため、一生の記念となることでしょう。
また、この製品作りには地域の市民も参加し、手間ひまをかけて作られるため、池田町の人々の結束を表すものでもあります。一つの製品が生まれるまでの過程が、地域の豊かさを体現しています。
なぜ「杉」を選んだのか
池田町の90%は森林で形成されており、その中でも半分は人の手によって育てられた杉の人工林です。生活の中で常に目にする杉の姿を、新成人たちが思い出深いふるさととして感じられるようにとの願いが込められています。学業や仕事で離れている新成人たちも、心の中に大切な故郷の景色を留めてもらいたいとの希望から、この素材が選ばれたのです。
ウッドラボいけだの役割
製品を企画・製造している「ウッドラボいけだ」は、これまでも地域の成長を見守る様々な製品を提供してきました。木製の「つみきのくるま」や、高さ調節の可能な学習机など、子どもたちの成長段階に合わせた製品を多く展開しています。今回の「二十歳の記念品」であるSUGI FRAMEも、町の杉材を使った新たなプロジェクトとして地域への貢献を目指しています。
まとめ
池田町で行われる二十祭の式典は、新成人たちへのメッセージが詰まった特別なイベントです。地域密着型のプロジェクトとして、自分たちの故郷で育まれた自然を大切にし、未来に向けての新たな一歩を感じることができる機会となるでしょう。ぜひ、福井県池田町での温かいお祝いの場を楽しみにしてください。