冷凍寿司の革新的海外展開が受賞！デイブレイクの挑戦

冷凍寿司の革新が世界に広がる！

デイブレイク株式会社と双日食料株式会社が共同で推進する冷凍寿司の海外展開が、先日発表された「第55回食品産業技術功労賞国際部門」を受賞した。
この受賞は、冷凍寿司が持つ未来の可能性と社会的意義を象徴するもので、多くの人々に新しい食体験を提供することが期待されている。

寿司市場の拡大と冷凍寿司の必要性

現在、世界の寿司市場は急速に成長しているが、それに対する供給の不足や、食品業界が抱えるさまざまな課題も顕在化している。人手不足や食品ロス、また物流の制約が、寿司市場の需要に対して供給が追いつかない現状を生み出している。

デイブレイクと双日食料は、この冷凍寿司の開発を通じて、こうした社会的な問題を解決する新しい市場を創ろうと取り組んできた。2025年に向け、冷凍寿司の開発や製造、流通において業務提携を結び、二社の強みを生かした展開が進められている。

冷凍技術の革新とその魅力

デイブレイクが開発した冷凍寿司は、高度な冷凍技術と独自のレシピを融合させたものである。その最大の特徴は、「高品質」と「環境変化に強い安定性」を兼ね備えた製品であることだ。冷凍寿司は長距離輸送中に発生する温度変動のリスクをひとつの特長とし、高い品質を保持することができる。

特に冷蔵解凍が可能である点は大きな魅力であり、冷蔵庫に移動させるだけで職人の手による味を再現できるという手軽さは、多くの消費者に評価されている。実際、アメリカではすでに高評価を得ており、今後の展開にも期待が寄せられている。

受賞の喜びとこれからの展望

デイブレイク株式会社の副社長、片山良宏氏は、この名誉ある賞を受け取ることができたことを大変光栄に思っていると述べ、共同で取り組んでいる双日食料や支援している関係者に感謝の意を示した。彼は冷凍技術がもたらす高品質な冷凍食品、特に冷凍寿司が、食品業界の課題解決に寄与できることを強調した。今後はさらなる研究と挑戦を重ね、特別な製品を世に送り出していく方針である。

特殊冷凍機「アートロックフリーザー」の実力

デイブレイクが開発した「アートロックフリーザー」は、冷凍食品の品質を保つために特殊な技術を駆使した冷凍機である。急速かつ均一に凍結することで、細胞内の水分が凍るときに生じる損傷を最小限に抑え、素材本来の風味や食感をキープすることができるのだ。
近年では700社以上の導入実績があり、食品事業者からの支持を集めている。

デイブレイク株式会社の挑戦

デイブレイクは2013年に設立され、「作り手から食べ手までのより良い未来を創造する」というミッションを掲げている。特殊冷凍技術を駆使し、食品業界の様々な課題を解決することを目指している。今後も革新的な冷凍技術を用いた製品の開発が期待され、世界中での冷凍寿司の普及にも貢献していくことだろう。

冷凍寿司の受賞は、これからの食品業界に新たな風を吹かせ、新しい食文化を生み出す起点となることが期待されている。この冷凍寿司を通じて、美味しさと利便性を兼ね備えた日本の食文化を世界中に広めていくことになるだろう。