テント×ファッション
2025-03-17 15:04:24

テント産業の廃棄物をファッションに変える新たな潮流とは

テント産業の廃棄物をファッションにアップサイクル



近年、環境問題への関心が高まっている中、山口産業株式会社は、持続可能な社会の実現を目指す「廃棄ZEROプロジェクト」をスタートさせました。このプロジェクトは、テント膜などの廃棄物をファッションアイテムへと生まれ変わらせる取り組みです。

異業種との協業による新しい挑戦



このプロジェクトは、香蘭女子短期大学ファッション総合学科や大村美容ファッション専門学校との連携により進められています。学生たちは、廃棄されたテントの端材を使用し、サステナブルファッションに関する授業を受けています。2025年2月には、香蘭女子短期大学でこのプロジェクトを基にした「卒業・修了制作展」が行われる予定です。ここでは、学生たちが自らの感情を色や形で表現した作品を展示します。また、大村の学生たちも同じく端材を使用し、ファイナルコンテストで準グランプリを獲得しました。

テントの端材が生むファッションの未来



プロジェクトでは、テントの端材をさまざまな形でファッションアイテムとして再生する工夫が凝らされています。学生たちは、「プルチックの感情の輪」を元に、喜びや悲しみ、怒りなどの感情を表現した衣装を制作します。素材の選定から制作まで、学生自らが手掛けることで、実践的な学びの場ともなっています。

メディアの注目



この取り組みは、SDGsを意識した内容であるため、朝日新聞や日本経済新聞などのメディアでも取り上げられています。特に、テントの膜を使用した建物がCO2排出量を大幅に削減できる点は、環境負荷の低減に貢献する重要な側面です。

新たな可能性の発見



今後、このプロジェクトでは、端材提供ネットワークを構築し、より多くの学生やアーティストに向けてテント産業の廃棄物を活用する機会を提供する予定です。例えば、福岡で開催されるアートブックイベント「NEWGRAPHY Fukuoka Art Book Fair」にも端材を提供し、実際の素材を見てもらう機会を設けています。

結論



山口産業は、持続可能な未来に向けた革新的な取り組みを続けています。テント産業の廃棄物をファッションに再生することは、単に廃棄物の減少だけでなく、環境に優しい新たなビジネスモデルの構築にもつながります。こうした挑戦が、今後のファッション業界に新しい風を吹き込み、持続可能な社会の実現に貢献することが期待されています。


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