音楽とイラストで蘇る宮澤賢治の名作
神奈川県民ホールの新しい試みとして、宮澤賢治の不朽の名作「オツベルと象」と「どんぐりと山猫」が、音楽や朗読と共に楽しめる音楽絵本として展開されます。子供から大人まで楽しむことができるこの公演は、ファンタジーの世界に自分を投影できる特別な経験となるでしょう。
公演の魅力
この公演では、詩人であり童話作家の宮澤賢治の物語が、講談師である一龍斎 貞弥の迫力ある語りによって生き生きと再現されます。彼のバリバリとした声で描かれる情景は、聴衆を一瞬で物語の中に引き込むことでしょう。一方、音楽はリュート奏者の高本 一郎が担当します。彼はフランスでの学びを経て、ルーヴル美術館でのパフォーマンスも果たした経験豊富なアーティスト。高本の奏でる繊細で情緒豊かな音楽が、物語の感動的な瞬間を一層引き立てます。
美しいイラストによる世界観の構築
本公演のために書き下ろされたイラストは、篠川 理湖が担当。舞台美術の分野で功績を上げている彼女の作品は、星空の下で繰り広げられる物語の幻想的な雰囲気を一層高めています。絵本のページをめくるように映し出されるイラストは、観客を物語の深い世界へと引き込むでしょう。
物語の概要とテーマ
「オツベルと象」は、白い象と大地主オツベルの物語です。白い象は最初は幸福に働いていたのですが、やがて酷使される運命に直面します。そして、象が月に助けを求めると、思わぬ展開が待っています。もう一つの物語「どんぐりと山猫」では、尋常小学校に通う少年一郎が手紙を受け取り、山猫の裁判に訪れるという冒険が描かれます。どちらの作品も、友情や助け合いといったテーマを持っており、観客に深いメッセージを伝えます。
公演詳細
この特別な公演は、2026年10月18日、逗子文化プラザなぎさホールにて開催され、チケットは一般2,000円とお手頃。特にU24チケット(24歳以下)は500円と嬉しい価格設定です。小さなお子様を連れたご家族にも優しいこの公演は、膝上での鑑賞が無料ですが、席が必要な場合はU24チケットが必要です。
アクセスとチケット購入
逗子文化プラザなぎさホールへは、京浜急行の逗子・葉山駅から徒歩2分、JRの逗子駅からは徒歩5分でアクセス可能です。チケットは、チケットかながわや各種ウェブサイトで購入でき、時期によっては早期の前売りが行われますので、早めのチェックをおすすめします。
神奈川県民ホールの活動は、館が休館中でも地域の文化を広げるために、多くの方々の参加を待っています。一人一人の心を豊かにする、この音楽絵本公演にぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。幻想的な宮澤賢治の世界に浸りながら、心温まるひと時を過ごしてみてください。