指揮者吉田裕史さんが語る音楽の旅路と出会いの秘話

吉田裕史氏が語る音楽と出会いの物語

8月24日と31日の2週にわたり放送される『コシノジュンコMASACA』のゲストとして、国際的に活躍する指揮者、吉田裕史さんが登場します。彼は、モデナ・パヴァロッティ歌劇場フィルハーモニーの音楽監督を務め、ウクライナ国立オデーサ歌劇場の首席客演指揮者としても知られる存在です。この機会に、吉田さんの日々の活動や、音楽への情熱について深く知ることができるでしょう。

特に注目されるのは、9月に予定されているモデナ・パヴァロッティ歌劇場フィルハーモニーの日本初の単独コンサートです。9月10日には、大阪の関西万博会場EXPOホール「シャインハット」での公演が予定されています。このコンサートは「イタリアンウィーク」の一環として行われ、多くの音楽ファンにとって待望のイベントとなっています。また、9月16日には彼の半生を綴った著書『魂の音楽よ、日本に届け』も発売予定です。

避難中のリハーサルと情熱の物語

吉田さんは、今年の春に来日した際、ウクライナ国立オデーサ歌劇場オーケストラを指揮しました。彼の指揮者としての道は決して平坦ではありませんでした。現地では、シェルターに避難しながらリハーサルを行わざるを得ない状況が続いていたとのこと。そんな中でも、彼はクラウドファンディングを通じて来日公演を実現させるために努力し、多くの人々の期待を背負って舞台に立ったのです。

若き日の体験と決意

さらに、吉田さんは音楽の道を志したきっかけも語ってくれます。それは彼が高校2年生の時に、小澤征爾さんのコンサートでブラームスの交響曲第1番を聴いたことが始まりです。この感動的な体験を経て、「自分は指揮者になる」と決意した吉田さん。実際に楽屋に入り込んで、「僕は指揮者になります」と宣言したという若き日のエピソードも紹介される予定です。彼は30年後、その約束を実現した時の感動を報告してくれるそうです。

出会いと共感の重要性

この特別な放送では、吉田裕史さんが経験してきた音楽の旅路だけでなく、人との出会いや共感の重要性についても触れられることでしょう。ファッションデザイナーのコシノジュンコさんがホストを務めるこの番組は、さまざまな分野で活躍する方々を通して、人と人とのつながりや価値を発見する瞬間を提供しています。

音楽と人々の心のつながりを深く理解するための最良のチャンスです。この放送に耳を傾けることで、音楽に対する新たな視点と感動を得られること間違いなしです。ぜひ、8月のあたたかい日々の中で、吉田裕史さんが語る音楽の魅力と出会いの物語に耳を傾けてみてはいかがでしょうか。

詳細は番組HPから。毎週日曜日、TBSラジオで17時から放送されます。