名古屋城復元への思いを寄附する坂角総本舖の取り組み
2025年8月4日、名古屋市役所で、株式会社坂角総本舖が名古屋城天守閣の木造復元を支援するための寄附贈呈式を行いました。この寄附活動は2008年に始まり、今年で18年目を迎えます。今回の寄附額は4,401,915円に達し、これまでの累計寄附金額は驚異の54,407,295円に及びました。
坂角総本舖の代表取締役、坂泰助氏は贈呈式で広沢市長に対して、「名古屋城の復興への思い」を伝えました。これは、昨年秋に就任された市長にとって、初めての寄附となるため特別な意味を持つものです。
海老せんべい「ゆかり」の魅力
名古屋を代表する銘菓である海老せんべい「ゆかり」は、江戸時代に尾張徳川家に献上されていた「えびはんぺい」に由来しています。新鮮な海老をじっくり焼き上げたこのお菓子は、約7割が海老の身で作られており、風味豊かで香ばしい味わいが特徴です。
特に、名古屋限定パッケージの「ゆかり黄金缶」は観光客の間で大変人気があります。累計販売枚数は1億5,000万枚を突破し、多くの方々に愛されています。
名古屋城について
名古屋城は1610年に徳川家康によって築かれ、日本の城郭建築の中で国宝第1号に指定されています。しかし、1945年の戦災で主要な建物は焼失しました。現在の天守閣は市民の寄附によって再建されたものであるものの、老朽化や耐震性の問題から現在は閉館しています。名古屋市では、文化や歴史を守り、発信するために天守閣の木造復元に取り組んでいます。
名古屋城復元に向けた未来の展望
名古屋市が進めるこの復元プロジェクトは、地域文化の保全にとどまらず、観光活性化への期待も寄せられています。坂角総本舖は、名古屋城天守閣への寄附を通じて、名古屋の観光地としての魅力をさらに引き立てていくことに注力しています。
坂角総本舖は、128年以上の歴史を誇る企業であり、累計寄付金が示す通り、地域への貢献を大切にしています。「名古屋城天守閣寄附金」への支援を続けることで、少しでも多くの人々に名古屋の文化や歴史の素晴らしさを伝え続ける所存です。
詳細については、名古屋城公式ウェブサイトをご覧ください。
名古屋城公式ウェブサイト
企業情報
坂角総本舖は愛知県東海市に本社を置く企業で、「えびはんぺい」を基にした海老せんべいなど、自然の恵みを活かしたお菓子づくりを続けています。創業136周年を迎え、名古屋を代表するお土産としてこれからも多くの人に愛されることを目指しています。