株式会社サイエンスが受賞した重大な栄誉
2025年に開催される日本国際博覧会、大阪・関西万博の注目が集まる中、株式会社サイエンスが「令和7年度知財功労賞」の「大阪・関西万博特別賞」を受賞したことが発表されました。この受賞は、同社のこれまでの万博への取り組みが高く評価された結果です。
知財功労賞とは?
知財功労賞は、経済産業省や特許庁が主催し、知的財産権の制度の発展や普及に貢献した個人や企業を表彰するものです。特に、令和7年度では、大阪・関西万博の開催に向けた企業の貢献に焦点が当てられ、「特別賞」が新設されました。サイエンスは、この新設された賞においてその功績が認められました。
大阪・関西万博に向けた取り組み
特に注目すべきは、サイエンスが出展する「ミライ人間洗濯機」です。この製品は「カラダとココロを自動で洗浄」をテーマにした新しい入浴体験を提供します。ここでは、ミラブル技術が活用され、ただ身を任せるだけで全身が洗浄されるほか、心電図をモニタリングするセンサーを備えており、入浴中のリラックス効果を高める空間を実現します。
「ミライ人間洗濯機」は、万博期間中に一般の来場者にも体験していただく予定です。株式会社サイエンスの会長、青山恭明氏は、1970年の大阪万博を振り返り、「当時は小学生だったが、人間洗濯機に入りたかった」と述べ、今回の一般公募により訪れた人々に生涯の思い出を提供する意義を強調しました。
技術の進化と知的財産の戦略
サイエンスでは、工業用の気泡技術を一般向けに応用することで、微細気泡を用いた新たな洗浄方法を生み出しました。特許を取得したこの核心技術は、「ミラブル」という商標でブランド化され、他社との競争を優位に進めています。さらに、マイクロバブルやウルトラファインバブルに関する国際基準の策定にも積極的に関わり、製品の品質を確保し続けています。
万博開催を機に広がる可能性
サイエンスはファインバブルの技術を医療、介護、農業、工業用洗浄などさまざまな分野で利用を広げています。この万博を契機に、国際的な展開も視野に入れており、宇宙関連事業や社内のさまざまな技術が期待されています。
会社概要
株式会社サイエンスの革新と取り組みは、人々の暮らしをさらに豊かにし、未来の社会をデザインする一助となることでしょう。