髙島屋とジョンマスターオーガニックが取り組む新たな試み
最近、髙島屋とジョンマスターオーガニックが手を組み、プラスチックリサイクルサービス「ParallelPlastics」とのコラボレーションで新しいプロジェクトが始まりました。彼らが力を合わせ、再生プラスチック100%の「アップサイクルコーム」を開発したのです。この製品は、化粧品の空容器を使って作られ、サステイナブルな未来へ向けた一歩を象徴しています。
プロジェクトの背景
「ParallelPlastics」は、不要になったプラスチック製品を新しいプロダクトに再生するユニークなサービスです。型落ちのスマホケースや使用済みの樹脂をリサイクルし、持続可能な製品を提供しています。一方で、髙島屋は「Depart de Loop コスメ再生プロジェクト」を通じ、メイク用品や化粧品空容器の回収・再生活動を展開しています。
この度の協業は、2024年のエコ関連展示会での出会いからスタートし、約1年の開発を経て、ついに再生プラスチック100%のコームが誕生しました。ジョンマスターオーガニックの理念「人と地球を美しくしたい」とも一致し、三者の強みを活かした協業が実を結びました。
アップサイクルコームの魅力
この新しいコームの製造には、髙島屋のお客様やジョンマスターオーガニックから回収した化粧品の空容器が使用されています。容器は、髙島屋のバイヤーによって色や種類が選別され、洗浄されます。その後、ParallelPlasticsの技術でアップサイクルされ、個性豊かなマーブル模様が生まれます。このマーブル模様は、複合プラスチックの特性により、同じものが存在しないユニークなデザインが実現されています。
コームの色は全4種類で、価格は各3,520円(税込)です。2025年10月1日から髙島屋の一部店舗やECサイトで数量限定にて販売が開始されます。
美しさとサステイナビリティの共存
髙島屋のバイヤー、橋祐介さんと岡田ひかりさんは言います。「このコームを通じて、リサイクルの重要性を感じ、循環への気づきが広がることを願っています。」また、ジョンマスターオーガニックのディレクター加藤匡克さんは、「どのコームも異なる個性を持っており、ギフトにもぴったり」と述べました。
この取り組みは、サステイナブルな社会の実現に向けた重要なプロジェクトです。使用済みの化粧品容器が再び価値ある製品に生まれ変わることで、ユーザーにもその意識が根付くことが期待されます。
まとめ
髙島屋とジョンマスターオーガニックが共同で進めるこのプロジェクトは、エコ意識を高め、持続可能な製品の開発に貢献しています。彼らの取り組みが、私たちの日常にどのように影響を与えるのか楽しみです。これからの時代、サステイナブルな選択がより多くの人々に広がることを願っています。私たち一人ひとりが、少しずつでも環境への配慮を持つことで、次世代に美しい地球を引き継いでいきましょう。