ハイダー・アッカーマンが語る極北の自然と新作コレクションの魅力

極北の自然が生み出すファッションの新たな息吹

2025年11月16日から19日、カナダグースのクリエイティブディレクターであるハイダー・アッカーマンが、マニトバ州のチャーチルで特別なイベントを開催しました。この地は、豊かなホッキョクグマの生息地として知られ、極北の自然と文化を体感できる場所。参加者たちはここで、2025年秋冬コレクション「SNOW GOOSE BY CANADA GOOSE」を身にまとい、独特の体験を楽しみました。

イベントは、クリー族やデネ族、イヌイット、メティスといった先住民が持つ伝統的な知識の保持者たちによる温かい歓迎ではじまりました。彼らから北の文化や歴史について学ぶことで、参加者たちはこの地の深い魅力を感じることができました。その後、ゲストたちはツンドラへと足を運び、ポーラーベアインターナショナルの科学者たちと共にホッキョクグマの生態について学ぶ特別な体験をしました。ここでは、雪に覆われた大地に潜む生命の大切さを実感し、環境保護について思いを馳せました。

滞在中は、ハドソン湾近くのツンドラ・バギー・ロッジに宿泊し、冬ならではのアクティビティも楽しみました。スノーシューを履いて広大な森林を散策し、ポーラープランジで極寒の水に飛び込み、その後サウナで温まるという贅沢な体験。夜には美しい星空の下で、キャンドルで照らされたフォレストドームでのディナーも堪能しました。温かい光と北の静寂が織りなす幻想的な世界は、まるで別世界にいるかのようです。

新作コレクションの魅力

さて、イベントのメインとなる2025年秋冬「SNOW GOOSE BY CANADA GOOSE」コレクションも注目です。参加者たちは、雪景色に溶け込むオールホワイトのパーカや、ハドソン湾の海氷を意識したブルー、さらにはイエローや蛍光グリーンがアクセントのデザインを楽しみました。これらは、カナダグースならではの機能性とスタイルを融合させたもので、まさに極北の自然を反映した美麗なカラーリングです。

特に「リゲルフーディー」は、心地よくフィット感を与え、自然との共生を思わせるデザインが注目を集めました。ホワイトとイエローのブロックデザインが印象的な「ライダーパーカ」も、2024年に登場予定で、インナーに施された蛍光グリーンのディテールが際立っています。どのアイテムもカナダグースの持つ高い技術とデザイン性が光っています。

環境への配慮

また、カナダグースはホッキョクグマの生態系保護への取り組みも強化しており、クリエイティブディレクターのハイダー・アッカーマンはその重要性を再確認しました。環境問題に目を向け、持続可能性を意識したファッションづくりを進める姿勢が見受けられ、非常に感銘を受けました。

この特別なイベントを通じて、ハイダー・アッカーマンのビジョンとカナダグースの哲学がより深く表現され、参加者全員が新たなインスピレーションを受け取ったことは間違いありません。詳細なコレクションの情報は近日公開とのことなので、ぜひ注目です。

ファッションだけでなく、環境保護や文化の尊重にも目を向けるカナダグースの姿勢は、私たちにとっても大変重要なメッセージを伝えていると言えるでしょう。今後の動向に期待が高まります。