地域活性化プロジェクト「iProject!」成果発表会が開催！

地域活性化プロジェクト「iProject!」の成果発表会

愛媛県伊予市で行われる「iProject!」は、地元の特産品を生かした地域活性化を目指す取り組みです。これは伊予農業高等学校、松山大学、そして民間事業者が協力し、地域の資源を見つめ直す重要なプロジェクトであり、地域の伝統や文化の再評価を促進しています。

新たな試みと挑戦

このプロジェクトにおいて、伊予市は市制20周年を迎えた記念事業の一環として、郷土の偉人である佐伯矩博士をテーマにしたラジオドラマを制作しました。佐伯博士は大根から消化酵素「ジアスターゼ」を発見し、日本中で名を知られています。この偉業を基に、iProject!では“大根”を活用した新しい料理の開発に取り組んでいます。

地域の高校生たちが中心となり、レシピの考案を行い、松山大学の学生がそのメニューを消費者の視点から改良しています。そんな彼らの成果を披露する最終提案成果発表会が、11月25日に伊予市役所の大会議室で開催されることとなりました。

発表会の内容

発表会では、大学生と高校生が連携して、彼らが考案したメニューのプレゼンテーションを行います。また、民間事業者による試食と講評も行われ、実際に開発したメニューがどのように受け入れられるかが注目されます。

提案されたメニューには、以下のようなユニークな名称がつけられています。

- いよラディチーズ：チーズinペロリ餅
- 甘根のひと時：きなこ大根
- シャベラーゼ：おろしシャーベット
- サクサクかつぶしラディッシュパイ：ラディッシュパイ
- 大根飯
- 中学大根

これらのメニューは、伝統の大根を現代風にアレンジし、新たな魅力を付加した商品です。

地域の魅力を引き出す「iProject!」

「iProject!」は、民と公、大学と高校が一体となり進行する画期的なプロジェクトです。次世代を担う人材の育成と共に、伊予市や周辺地域の魅力的な発展を目指しています。この取り組みでは、各参加者が持っている知識やスキル、技術を共有しながら進められています。

以前の成果発表会では、高校生が誇りを持って考案したメニューが多くの人々に認められ、温かな反応が得られたことは、参加者一同にとって大きな励みとなりました。今回の成果発表会も多くの期待が寄せられており、地域の活性化に向けた力強い一歩となることでしょう。