インフラDX大賞の概要
令和7年6月17日、国土交通省は、インフラDXの普及を促進するため「インフラDX大賞」の募集を開始しました。この大賞は、建設業界における生産性向上を目的とした優れた取り組みを表彰するものです。国土交通省は、今年度も建設業界以外の優れた実績を持つ案件も広く求めています。
取り組みの背景
国土交通省では、「i-Construction」の進化版である「i-Construction2.0」を提唱し、データやデジタル技術の導入を進めています。これにより、建設現場の生産性をさらに高め、社会資本や公共サービスの革新を目指しています。
選考基準は、特に「波及性」に重きを置いて進められます。つまり、受賞するプロジェクトは単なる個々の成功に留まらず、幅広く業界全体に良い影響を及ぼすことが期待されています。
募集対象
インフラ分野において、デジタル技術を活用し、以下の項目において優れた成果があった取り組みを対象としています。
- - 建設生産プロセスの高度化と効率化
- - 国民サービスの向上
- - 組織の働き方や文化の改革
特に注目されるのは、オープンデータの活用や、「i-Construction 2.0」に関連する取り組み、BIM/CIM、ICT施工Stage2に関するプロジェクトです。例えば、機械の稼働データや映像データを活用した生産性向上のための取り組みは、高く評価されるでしょう。
表彰内容
さまざまな取り組みが表彰されるなか、特に優れたプロジェクトには以下の賞が授与されます。
- - 国土交通大臣賞:インフラDXの推進に際して特に優れた取り組みに対する表彰
- - 優秀賞:優れた取り組みに対する表彰
- - スタートアップ奨励賞:特に有望なスタートアップの取り組みに対する表彰
これらの賞に選ばれることで、より多くの人々に自らの成果を知ってもらい、投資や人材獲得の機会を広げることができるでしょう。
応募方法と期限
具体的な応募方法の詳細は、国土交通省のウェブサイトで確認できます。応募は令和7年9月18日(木)12時までです。業界全体の発展に貢献する機会を逃さないよう、積極的な応募をお待ちしています。
お問い合わせ
応募に関する質問等は、国土交通省の大臣官房参事官(イノベーション)グループまたは公共事業調査室まで。連絡先としては、次の番号があります。
- - イノベーショングループ: 03-5253-8111(内線22339)
- - 公共事業調査室: 03-5253-8111(内線24296)
この機会に、未来の建設業界を支える一員として、新たな挑戦を始めましょう。