アップサイクルで繋がる!環境と未来のためのキーホルダー
近年、海洋ごみの問題は深刻さを増しています。それに伴い、様々な取り組みが行われる中、特に注目を集めているのが一般社団法人「海ごみゼロ大作戦!in石川」とデザインブランド「カエルデザイン」が共同で開発したシンボリックなアイテム、アップサイクルキーホルダー「ブルーホエール」です。このキーホルダーは、障がいを持つ方々の手によって制作され、実際に石川の海岸で回収された海洋プラスチックごみを使用しています。
深刻な社会課題へのアプローチ
このプロジェクトは、二つの社会的な課題への関心を高め、解決に向けたきっかけを作ることを目的としています。一つは海洋ごみ問題、そしてもう一つは障がい者の就労機会の創出です。多くの人々にこの問題を「自分ごと」として考えていただけるよう、普段使いのアイテムとして作られたキーホルダーは、ユーザーが身に付けることで、自然とその意識が高まるような工夫がされています。
アイテム詳細
「ブルーホエール」は、2025年9月13日(土)に発売予定で、サイズは体長約5.5㎝。価格は1,500円(税込)で、海の食堂BAY ARCE(金沢港クルーズターミナル2F)や、カエルデザインのオンラインショップでも購入可能です。手のひらサイズのこのキーホルダーは、装飾品としてだけでなく、持つことで環境問題への関心を持続させる役割も果たします。
カエルデザインの背景
カエルデザインは、2019年にクリエイティブユニットとして始まり、様々な障がいを持つ方々と共に、廃棄されるはずの海洋プラスチックやフラワーロスを利用してアクセサリーを制作するエシカルブランドです。2021年には合同会社として活動が広がり、「誰一人取り残さない社会」を目指し、環境問題だけでなく社会的な問題へのアクションも展開しています。
参加することで自然と環境意識を高める
このようなアイテムを選ぶことで、普段の生活の中で無意識に環境問題や社会課題を意識することができます。身に着けているだけで、会話のきっかけにもなり、自分だけでなく周囲の人々にも貢献する機会を与えることができます。
海ごみゼロ大作戦!の役割
一般社団法人「海ごみゼロ大作戦!in石川」は、日本財団が推進する「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環です。この企画を通じて、地域社会と連携しながら、海洋ごみ問題をより多くの人々に伝える活動を展開しています。特に、石川県という海に囲まれた地域での活動は、地元の方々が自らの生活と海洋環境の関係を理解するための重要な取り組みといえます。
未来に向けた行動の一歩
この「ブルーホエール」は、ただのキーホルダーではありません。それは私たち一人ひとりの意識を高め、未来に向けた行動を促す重要なアイテムです。身に着けることで、環境について考え、その解決に向けての一助となることを期待しています。日常生活においても、こうしたアイテムを通じて、環境問題や社会課題に対する思いを深めてみてはいかがでしょうか。